FIREが急激に流行している理由4選

ビジネス

今回はFIREに関するお話の続編です!

FIREに少しでも興味がある方はぜひ最後まで読んでみてください!

前回の記事ではFIREの基本とメリットデメリットについてご紹介致しましたね。

早期に充分な貯蓄をし、その貯蓄と運用益を生活資金に充てることで、退職時期を早めて自由な時間を創出するFIRE。

ここ数年で急激に知名度が増加し、新たな幸せの形として定着しつつあるライフスタイルです。

確かに理想的な生き方ですが、

これは今まで一般的な働き方として考えられていた

定年まで働きその後は年金で暮らす

という形とは大きく異なっていますよね。

なぜ急に過去の働き方を否定するような生き方が急速に普及するようになったのでしょうか。

実はその背景には現代社会ならではの特徴や問題があるのです。

それは一体どんなものなのか、早速見ていきましょう!

会社に将来性を見いだせない

まず大きな理由は会社員として仕事を続けることへの不安が挙げられるでしょう。

かつては大企業に勤めれば定年まで働けるというのが常識でした。

しかし昨今では日本の経済停滞に伴い、

大企業でも当たり前にリストラや雇用調整が発生し、どんな企業でも常に首を切られるリスクが潜む状況となってきました。

これに危機感を覚える人からすれば

会社員=安定

という概念は既になくなっており、

個人でお金を稼ぐ手段を創出することこそが、将来の平穏の為に必要なことだと考えられるようになりました。

その結果個人の資産を運用が盛んとなり、FIREのような運用益で生活をしていくプランが発展していったのです。

幸せの定義の変容

2つ目の理由は幸せの定義の変化です。

これだけだと少し抽象的で分かりづらいですね。

ではこれまでの幸せの形について考えてみましょう。

これまで「幸せ」として考えられてきたのは上の絵のような

・旅行

・趣味

・便利な家電製品

といった、お金を使うことで「今」幸せになれるものばかりでした。

絵にはありませんが、夢のマイホームなども同じですね。

しかし近年では

旅行ではコスパが重視され

・娯楽やは無料のコンテンツが溢れかえり

家電や家は売る時のことまで意識する

といった具合に、ただお金を使って物や経験を享受するのではなく、

将来まで価値を見いだせる事にお金を使うことが幸せだと考えられるようになってきました。

FIREも同じ理屈であり、

今頑張れば未来が楽になるという、将来を見越したライフプランだからこそここまで人気を博すようになったのです。

年金に関する不安

3つ目は金銭的な理由。

将来満足に暮らせるだけの年金がもらえる保証がなく、貯金せざるを得ない環境のために、結果としてFIREを目指す人が増えたという理由です。

総務省の発表によれば、

2020年における2人世帯の平均貯金額は1,791万円

2年連続で増加しており、日本人の貯蓄に対する意識の変化が顕著に現れています。

貯金をせずとも定年で会社から充分な退職金がもらえて、

年金もしっかりと受け取れる環境が整っているなら、

無理して貯金をしようと思う人は少ないでしょう。

しかし今の日本は退職金や年金といった老後資金を確実に受け取れる保証はありません。

むしろ将来的にはそれらが全く受け取れない可能性も十分に有り得ます。

そんな状況だからこそ、自分の身を守るために貯蓄をする人の割合が増えているわけです。

そうなってくればさらに貯金を増やすために投資などを始め、

そこから転じて、あわよくばFIREを達成したいと考える人が増えるのも頷けますよね。

FIREの人気は日本が不景気になったことの象徴でもあるかもしれません。

時間が最も重要になった

最後の理由はお金よりも、個人の時間の価値が高まったという理由です。

これまでの世界はお金のために人生を捧げて仕事をするのが当たり前であり、

個人の時間はもちろん、

命よりもお金の方が貴重だと考えられているほどでした。

しかしこの価値観が変わり始め、少しずつお金よりも自分の時間が大切だと考える人が増え始めています。

会社員の中でもこの傾向ははっきり見られ、

20代〜30代のおよそ3割がプライベートが削られるため出世を望んでいない、

と答えている調査結果もあるほどです。

出世や昇進をしたくない若者が増加?断り方や今後のキャリアプランまで解説 | 識学総研 (shikigaku.jp)

出世をしない=給料が増えないわけですから、今の若者がお金に執着していないことがよく分かります。

そうなってくると、

贅沢はできなくても自分の時間をしっかり持てる、

FIREによる早期退職に魅力を感じる人が増えている理由にも納得がいきますね。

最後に

さて今回はFIREを目指す人が増えている理由をお話しましたが、どうでしたか?

将来に対する不安が大きいからこそFIREによる経済的自由の達成で、安心を得たいと考える人が増えているようですね。

これは納得の理由、と言いたいところですが、筆者的には

FIREが流行っている背景には

もう1つ隠れた陰謀があると考えています。

FIREの影に潜む陰謀とは何なのか。

FIRE特集のラストとして次の記事でお話致しますので、

良かったら明日も読んでみて下さいね!

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