皆さんはこちらの絵を見たことがありますか?

既に不気味な雰囲気を醸し出していますが、実はこの絵にはとある噂があるのです。
どんな噂かって?
これ、3回見たら○ぬと言われている絵なのです。

さて、
皆さん3回見てしまいましたね。
残念ながらこれでお別れです、さようなら。
と、まぁ冗談はこれくらいにして!
今回はこの3回見たら死ぬ絵について、
・この都市伝説の真相
・誰が書いたのか
こういったことをお話していきたいと思います!
3回見てしまって不安な方はぜひ最後まで読んでみてください!
3回見たら死ぬ絵の真実

それでは早速ですが、先程お見せした3回見たら死ぬ絵という都市伝説、この真相からお話致します。
この都市伝説は嘘か真か。
残念ながらこちらは嘘とみて良いでしょう。
その根拠は極端な情報の不正確性。
少し調べて頂ければ明らかなのですが、3回見たら死ぬという逸話は確かに広く知られているものの、噂の根拠や、この絵にまつわるエピソードなどは一切知られていないのです。
そもそもいつ死ぬのか、どうやって死ぬのかという具体的な話がまるでないため、この都市伝説は
この絵を見た人はいつか死ぬ

という当たり前過ぎる話にしかならないのです。
ここまで来ると、人がいずれ死ぬことは自明の理ですので、この絵を見た回数と因果関係がないことは明らかですよね。
こういった理由でこの都市伝説は嘘であると見られているのです。
誰が書いたのか

さて、ここからはこの絵が誰によって描かれたのかを見ていきましょう。
実はこの絵は作者まで明確になっている至って普通の絵画なのです。
この絵を描いたのはズジスワフ・ベクシンスキーというポーランドの画家。
彼は「終焉の画家」という異名を持っていることで有名です。

なぜ「終焉の画家」と呼ばれるのかといえば、彼が死や絶望、破壊や衰退といったネガティブな物を描くことで知られており、不気味で残酷な世界観の中に美しさを見いだせるような不思議な絵を描くためです。
恐怖と美しさが混在する彼の世界に魅了される人も多く、今でも彼の絵は世界中で愛されています。
こういった話を踏まえて3回見たら死ぬ絵を見返してみると、
荒廃した世界に白く輝く人間の生首が、なんだか美しく見えてきませんか?
なぜ見たら死ぬ絵の噂が生まれたのか

さてこの絵が画家のベクシンスキーに描かれた普通の絵であり、
この都市伝説が単なる作り話だというのが分かったところで、そもそもなぜこんな話が生まれたのかについて考えていきましょう。
確かに不気味な絵ではありますが、それだけで3回見たら死ぬ、などという噂が生じるのも少し不自然だと思いませんか?
世の中には数多くの怖い絵や不気味な絵がある中で、
この一枚だけが3回見たら死ぬと噂されている理由。
それは恐らく、この絵の作者であるベクシンスキーが悲惨な死を遂げたことに起因します。
ベクシンスキーの死

実は作者のベクシンスキー、2005年に19歳の少年に刺殺され、75歳の若さでこの世を去っているのです。
犯行に及んだ19歳の少年はベクシンスキーの長年の友人の息子であり、この少年からの借金の頼みを断ったことで恨みを買い、この事件に繋がったと考えられています。
ネタにすべき話でもないですが、このように確かに3回見たら死ぬ絵を世界中で誰よりも見たことがあるであろう、
作者自身が悲惨な死を迎えているのです。

そして作者の死から5年ほど経った、2010年頃から3回見たら死ぬ絵の噂が立ち始めており、
作者の悲惨な死がこの絵の都市伝説が生まれたのか理由だと考えられるのです。
もしかしたらベクシンスキーのやりきれない思いがこの絵に宿り、このような都市伝説が出来上がったのかもしれません。
もちろん信じるか信じないかはあなた次第ですが。
最後に

さて今回は3回見たら死ぬ絵について見ていきましたが、いかがでしたか?
この絵が3回見たら死ぬと言われている理由には実は作者の悲運な死が関係していたのですね。
さて、生前ベクシンスキーは数々の恐ろしくも美しい作品の数々を世に生み出してきました。
3回見たら死ぬ絵以外にどのような作品があるのか、少し気になりませんか?
というわけで次回はベクシンスキーの絵画をご紹介したいと思います。
良かったら次の記事も読んでみてくださいね。
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