学生時代やってはいけない遊びや降霊術のようなお話で盛り上がったり、実際に怖がりながらもやってみた経験ってありませんか?
やってはいけないと言われると、ついついやってみたくなるのが人の性。
今回は遊び半分でやってはいけない日本の遊びを5つほどご紹介していきたいと思います。
くれぐれも遊び半分で行わないようにだけ意識して読んでくださいね!(笑)
こっくりさん

初めは王道中の王道、「こっくりさん」
その歴史は意外にも古く1880年代ごろにアメリカから「ウィジャボード」というこっくりさんの原型になった遊びが伝えられたことで、日本にも広まったそうです。
遊び方はいたって簡単で、「はい、いいえ、鳥居、男、女、0〜9、あ~んまでの五十音」を書いた紙の紙の上に十円玉を置いて、全員の人差し指をその上にのせる。
そして「コックリさん、コックリさん、おいでください。」と呼びかけると10円玉が動き始め、こちらの問いにこっくりさんが答えてくれるというもの。
占いの一種として学生の間で流行しましたが、のめり込み過ぎると集団パニックを引き起こす危険もある遊びであったために、問題視されている遊びです。
さとるくん

こちらは2000年代初期に主に小学生などの間で流行した遊びです。
遊びの内容としては公衆電話で自分の携帯に電話をかけ、つながったら公衆電話の受話器で「さとるくん、さとるくん、おいでください。」と話しかけて電話を切る。すると24時間以内に携帯電話に、さとるくんと名乗る人物が電話をかけてきて、徐々に自分の家の近くまで移動してくる。そして最後には自分の後ろにやってきて、どんな質問にも答えてくれるが、その際にもし後ろを振り返ったりすると、さとるくんにどこかに連れ去られるというお話。
こっくりさんとメリーさんを掛け合わせたようなお話ですね。
公衆電話の設置台数減少に伴い、今ではほとんど聞くことが無くなってしまいました、時代に淘汰された都市伝説の一つと言えますね。
異世界に行く方法

これも2000年代に流行した遊びですね。エレベーターに乗ってとある手順を行うと異世界に行くことができるというのです。まさに異世界転生ですね、そのやり方は以下の通りです。
10階以上ある建物のエレベーターに一人で乗り込み、4階、2階、6階、2階、10階へと移動する、この時に一人でもほかの人が乗ってきてしまったら失敗。
10階まで行ったら、降りずに5階へ移動、5階で若い女性が乗ってくるので、乗り込んだら1階を押す。そうするとなぜかエレベーターが10階へと上がっていき、10階に到着し開いた扉の先は異世界に繋がっている、というもの。
この女性が何者なのか、途中の解を移動する動作にどんな意味があるのかなど、色々と不思議な話ではありますが、これで夢の異世界転生ができるみたいですよ。
まぁあまり良い異世界には行けなさそうですが・・・
ひとりかくれんぼ

最後にご紹介するのは「ひとりかくれんぼ」
これもまた2000年代初期に流行した遊びですね。
ぬいぐるみに名前をつけ、中綿をすべて出したら、米と自分の爪を入れてそれを縫う。余った糸は、ぬいぐるみに巻きつけて結ぶ。次に隠れ場所を決めて、そこに塩水を用意する。
準備ができて午前3時になったら、そのぬいぐるみに対して「最初の鬼は【ぬいぐるみの名前】だよ」と3回言って、浴室の水を張った風呂桶にぬいぐるみを入れる。
その後テレビ以外の家の明かりをすべて消し、目を瞑って10秒数える。
数え終わったら刃物を持って風呂場に行き、「【ぬいぐるみの名前】見つけた」と言って刺す包丁で刺す。
そして「次は【ぬいぐるみの名前】が鬼」と言い、塩水のある隠れ場所に隠れると、ぬいぐるみが自分を探し始める。という遊び。
当初は一種の降霊術とも言われ非常に危険な行為であると考えられていましたが、創作者自身により、作り話であることが発覚しました。
そのため深い意味のない遊びではありますが、思い込みの激しい方は幻覚を見たりパニック障害を引き起こす可能性があるため、真似することはお勧めできません。
最後に

さて今回は日本にある怖い遊びを紹介してみました。
ここに書いた遊びはいずれも、その行為そのものには大した危険はありません。
しかし思い込みの力とは恐ろしいもので、過去には「こっくりさん」を行った実際にこっくりさんが現れたと騒ぎになり、中学校で集団パニック騒動が起きた事例があるなど、安全な遊びであるとは言い切れないことも確かです。
定められた行為を行うことで特定の結果を期待させる、こうした儀式的な行為は人をある種の催眠状態に陥れてしまうこともあるので、遊び半分に行っていいものではないのです。
しかし恐ろしいことに、このような心理を悪用し、特定の行為や言動によって人間をパニック状態や一周の催眠状態に陥れ、詐欺まがいの行為を行う人が一定数いるのが現代社会。こうした人種に騙されないためにも、人間は催眠状態に陥りやすいという事だけは覚えておいていただけると嬉しいです。
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