上映禁止映画と聞いて皆さんはどのようなものを想像しますか?
内容が過激すぎるもの?もしくは明らかにその国を侮辱しているもの?
そういったものももちろんありますが、中には意外な理由で禁止されているものも数多く存在しています。
さらに日本では誰もが知っているようなあの有名映画も国によっては禁止されているのです。
今回はとある理由から特定の国にて上映禁止となった超有名映画を4作品ほど紹介したいと思います。
皆さんが見たことがある映画はいくつあるでしょうか?
デッド・プール
アメリカが誇るマーベルコミックのヒーロー「デッド・プール」を主役として2016年に公開された本作。
日本でも興行収入が20億円を突破するなど世界的に有名な作品です。
ストーリーは破天荒なヒーロー「デッドプール」が不死の力を身につけてしまい、元に戻るために奮闘する。
そしてヒーローとは言えないような数々の行動や言動を繰り返しながらも、なんだかんだで世界の脅威と戦っていくというお話です。

興味がある方は現在少年ジャンプ+にて派生作品である「デッド・プール:SAMURAI」が連載中ですのでお手に取ってみてはいかがでしょうか?
さてこの作品ですが実は中国にて上映が禁止されています。
理由は暴力シーンやヌードシーンが多いこと、そして主人公デッド・プールの発言に問題が多すぎるため。
この作品はマーベル作品に似合わず過激なシーンが多いため、致し方ないかもしれませんね。
時計仕掛けのオレンジ
スタンリー・キューブリックが手掛けたSF映画の金字塔とも名高い本作。
近未来のイギリスで犯罪行為に何のためらいもない15歳の少年が、犯罪を根本から無くすためのルドヴィコ療法の被験者に選ばれたことから彼の人生が一変していくというストーリーです。
犯罪者を更生させるのではなく、犯罪行為を忌み嫌うように対象者を洗脳していく。

この画期的な設定は当時大きな話題を呼びました。
そんな本作ですが、犯罪行為をテーマとして扱っているため暴行や強姦など数えきれないほどのバイオレンス描写が出てきます。
そのため犯罪を助長しているとして、アイルランドやシンガポール・韓国など多くの国にて上映禁止となっております。
ダ・ヴィンチ・コード
こちらは2006年に公開されたアメリカのサスペンス映画。
レオナルド・ダ・ヴィンチが残したモナ・リザやウィトルウィウス的人体図など
彼が残した数々の作品からキリストにまつわる謎を解くという非常に挑戦的な作品で当時大きな話題を呼びました。

しかしこの作品で出てくる「キリストが子供を作っていた」という秘密を守るために教会が暗躍していたという設定。
これがキリスト教を信仰している数々の国から批判を呼ぶことになり大論争が起きてしまいました。
その結果キリストに対する冒涜であるとして、中国・エジプト・ヨルダンフィリピンなど、多くの国で上映が禁止となっています。
美女と野獣
最後は2017年に公開されたディズニーの映画「美女と野獣」
ヒロインの「ベル」役をハリーポッターシリーズでおなじみ「エマ・ワトソン」が務めたことで当時大きな話題を呼び、
現在でも東京ディズニーランドに「美女と野獣」をモチーフとしたエリアがオープンされたこともあり、高い人気を誇っている名作ですね。
さて皆さんご存知でしょうが、美女と野獣は「呪いをかけられ醜い野獣の姿に変えられた王子が愛の力で救われる」という純愛のお話。
しかし放送禁止となっている理由は同性愛を助長しているという意外な理由。

実はこの作品に登場する「ル・フウ」というキャラクターに同性愛者を思わせる言動や行動が見られるとして、マレーシアで上映が禁止されているのです。
本筋とは直接絡まない内容なだけに残念ですね。
最後に

さて今回は「実は上映が禁止されている有名映画」をご紹介してみましたがどうでしたでしょうか?
時計仕掛けのオレンジやダ・ヴィンチ・コードなど、挑戦的な作品はやはりそれだけ多くの批判や反発を受けてしまうのかもしれません。
しかしそれでもなお現在まで抜群の知名度を誇っているというのは、それだけ傑作だったということですね。
さてこの中にみなさんが見たことがある映画はありましたか?
もしまだ見たことがない作品がありましたら、日本では見ることができますので、良かったらぜひ視聴してみてください!
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