自壊説はどこに消えた?〜コロナ変異株オミクロンとは〜

都市伝説

先日南アフリカにて

新型コロナウィルスの新しい変異株B.1.1.529、通称「オミクロン株」が発見されました。

この変異種の登場により、各国はより厳格な入国規制を敷くなど対応を迫られる状況となっています。

今回はこのオミクロン株について、

・オミクロン株とは何か

・なぜ発生したのか

これらを中心にお話したいと思います。

オミクロン株とは

南アフリカにて発見された新型コロナウィルスの変異株。

この変異株はデルタ株などと同様に、

「懸念される変異株」に指定される危険種であるとされており、26日にWHOは、

この変異種をギリシャ語のアルファベットからオミクロン株と命名しました。

しかし、そういった危険視されるウィルスではあるものの、この変異株の全貌は未だに明らかになっておりません。

デルタ株の2倍もの感染力を持っている、経済を破壊するほど強力な毒性を持っているなど考察されているものの、

それらの詳細は未だ不明であり、各国も正しい距離感を掴みかねている状況です。

そのため、この全貌が分からないという点がオミクロン株の現状最大の懸念点と言えます。

南アフリカで起きる先進国批判

そんな全貌が見えないオミクロン株ですが、この変異株はさらなる問題を引き起こしています。それは発見された国への渡航規制問題。

変異株を報告した南アフリカ政府は27日に

この変異株を発見したことで評価されるべきなのに、各国政府がアフリカ南部諸国への渡航制限を強化したことで、かえって罰せられる形になった

こういった声明を出しており、先進国を強く批判しています。

既に全世界に広がっていてもおかしくないウィルスであるのに、発見して報告した国が規制対象にされるのはおかしいのではないかというわけですね。

確かに本当にこの株が既に広まっているのなら、発見国への規制は意味をなさないことになります。

それを考慮せずに発見国を封鎖するような措置をとる先進国に大して、南アフリカが大きな反発を示しているのです。

なぜ生まれたのか

先進国と途上国の対立を深める要因となっているオミクロン株ですが、

そもそもワクチンが誕生し、コロナを抑え込むというフェーズに至っている現状で、なぜオミクロン株が発生したのでしょうか。

この理由について南アフリカでは先進国によるワクチンの独占が原因であるという味方が広がっています。

先進国は持ち前の資金や権力を持って、多くのワクチンを入手することに成功していますが、一方でワクチンを回してもらえない国家の接種率は著しく低い傾向にあります。

実際問題今回変異種が発見されたアフリカでは、

ワクチン接種率が6.6%とほとんど進んでいません。

こうした状況で先進国だけが自国の保全に動いているからこそ、

ワクチンを貰えない国家は無防備となり感染が拡大、こうした変異種の誕生を招いてしまっているのだということです。

先進国だけでなく、世界全体でのワクチン接種率を引き上げることが現状最大の課題となっているわけです。

自壊するのではなかったのか

まかログでは以前コロナ自壊説をご紹介していました。

これは変異株が急増しエラーカタストロフの限界に到達すれば、それらの変異株が自滅するのではないか、という考えです。

しかし現状はその予想とは裏腹に新たな驚異が誕生してしまいました。

コロナ自壊説はやはりただの都市伝説だったのでしょうか?

実はそうではなく、今回のオミクロン株はエラーカタストロフの限界による自壊を乗り越えたウィルスであり、

それゆえに今までと全く異なった特性を持っている可能性が高いのです。

これまでの常識が通用しない変異種。

だからこそ世界各国がこれほどこの変異種を危険視しているというわけなのです。

最後に

今回はオミクロン株についてご紹介しました。

今までの常識が通用しない新たな変異株。

これはコロナの抑え込みに成功している日本においても驚異となり得る存在です。

すでに終息したのだと油断せず、これまで同様充分な感染対策をして、自身の身を守っていきましょう。

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