前回の記事でサイコパスについてご紹介しました。
知能や能力は極めて高いが、「愛情・罪悪感・共感力」
こういった感情が欠如してしまっている。
そのため時として常識では考えられない凶悪な事件を起こしてしまう恐れがあるのだとお伝えしましたね。
そのような凶悪事件の中でも最も恐ろしい、殺人事件を起こしたサイコパス。
彼らは「サイコキラー」と呼ばれ、今でも畏怖の対象となっています。
今回はそのサイコキラーと、彼らが起こした殺人事件をご説明いたします。
エド・ゲイン

最初にご紹介するのはエド・ゲイン、名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか
正式名称はエドワード・スィアドア・ゲイン
「プレイン・フィールドの屠殺解体職人」・「プレイン・フィールドの墓荒らし」
の異名で知られる彼は1954年、1957年に合計2件の殺人事件を起こしています。
しかし彼がサイコキラーと呼ばれる真の理由は彼の異常な嗜好にあります。
彼は殺した相手を血抜き解体して食する、その皮膚や骨などを用いて「記念品」と呼ばれる家具や道具を作るなどの異常行為を行っていたことで知られており、彼の家宅捜査が行われた際には大量の人間の皮膚や頭蓋骨、手や足などの骨が見つかったそうです。

彼が起こした殺人は2件のみにも関わらず、大量の人骨が見つかったのはなぜなのか。
彼はその異名の通り、墓地から死体を掘り起こし、その遺体でも「記念品」を作っていたのです。
殺人と墓荒らしだけではなく、カニバリズムやその遺体で家具を作る
そういった異常性から彼の名前は広く知られることとなりました。
最近では呪術廻戦の「組屋鞣造」なども彼をモチーフにしたキャラクターとして知られていますね。
ジョン・ゲイシー

ジョン・ウェイン・ゲイシー・ジュニアはアメリカのサイコキラーであり、
「キラー・クラウン」の名でも知られています。
その異名の由来は彼が子供たちを楽しませるためによくピエロに扮してパーティーなどに参加する機会が多かったため。
チャリティー活動にも積極的に参加するなど、周囲からの評判も良く非常に善良な市民であると見られていました。

しかしその裏では少年に性的暴行を加えたのちに、口封じのために殺害し死体を川に遺棄するという行為を繰り返しており、合計33名を殺害したことで当時のアメリカを震撼させました。
彼は逮捕されたのちも文通を通して知り合った少年を面会室に呼び出し、彼の殺害を試みるなど逮捕後も更生の兆しが見られなかったことから、1994年に死刑が執行されこの世を去りました。
テッド・バンディ

セオドア・ロバート・バンディは、アメリカにて殺人、強盗、強姦、誘拐などと言った複数の事件を引き起こしたことで知られるサイコキラーです。
正確な数は現在も明らかになっていないものの、彼はおよそ5年間という短い間で30人以上もの女性を強姦の上殺害しています。
さらには殺害した女性の遺体を放置し、数日後にその場に現れてその死体と死姦をおこなう、殺害した女性の首を切り取り、記念として保管するなど明らかに常人の思考とかけ離れた行為をいくつも及んだことが明らかになっています。

30人以上の殺害という桁外れな彼の凶行は「シリアル・キラー」の語源ともなるほど当時では考えられない物でした。
そんな凶悪な事件を起こした犯人ということもあり、逮捕後彼には死刑判決が言い渡され1989年に死刑が執行されました。
しかしその間に2度の脱走を行い逃走期間中にも3件の殺人を行うなど、彼の凶行は死刑になる直前まで止まることはありませんでした。
最後に

さて今回は「サイコキラー」についてご紹介してみましたがどうでしたでしょうか?
サイコパスが起こした犯行ということもあり、常人には理解できないような残忍で恐ろしいものが多かったかと思います。
そんな事件を起こした彼らですが、共通して言えることは周囲からは優秀で人当たりもよく、そのような凶行に及ぶ姿など想像もできないと見られていたこと。
殺人を起こしてもなお、何食わぬ顔で日常に溶け込んでいたということなのでしょうね。
皆さんの周りは大丈夫でしょうか?
身の回りにこういう危険があることだけは頭に入れておいてくださいね。
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