子供の時に両親や先生などから「これはやってはダメ!」
と教えられたことは多かったのではないでしょうか?
その多くは公共の場所では騒がない、など他人に迷惑をかけることを禁止するものだったかと思います。
しかし中には古くからのしきたりだからと、理由もよくわからないまま禁止されていることはありませんでしたか?
今回はそんな古いしきたりによって禁止されていることと、禁止されている理由をご紹介いたします。
この記事を読めば皆さんの長年の疑問が解明されるかもしれません!
夜道に口笛を吹く

今でこそ聞かなくなったお話ですが、昔は夜に口笛を吹いてはならないというしきたりがありました。
もし夜に口笛を吹くと「蛇」を呼び寄せてしまうのだと。
しかし実際には口笛を吹いても蛇を呼び寄せる効果はありません。
これはインドにいた蛇使いが笛を吹いて蛇を操っていたことから、口笛でも蛇が反応するのではないかというこじつけから広まったしきたりのようです。
ではなぜこのこじつけをしてまで、口笛を禁止する必要があったのか。
実は禁止されていた理由は夜に口笛を吹くのは近所迷惑だから、ということ。
意外と当たり前の理由でしたね。
夜に爪を切る

こちらも夜に禁止されていること。
夜に爪を切ると親の死に目に会えないと言われていますね。
しかし現代で夜に爪を切る人は多いのではないでしょうか?
日中は学校や仕事があるので、爪を切る暇は夜しかないという人も多いですからね。
ではそれらの人は親の死に目に会えないのでしょうか?
ご安心ください。このしきたりは今では通用しないものになっています。
このしきたりは電灯などが整備されていなかった時代に、夜は暗いので爪を切ると怪我をするかもしれないから、爪を切ってはいけないという意味でした。
それが転じて夜に爪を切るような不注意な人間は親の死に目にも会えないだろう、という意味が加わったのです。
明かりが整備されている今の時代は、夜に爪を切ったからと言って不注意には当たりませんので、親の死に目に会えない心配もないでしょう。
合わせ鏡

鏡を2つ合わせる行為を「合わせ鏡」と呼びますよね。
これもやってはいけない行為だと言われていますよね。
しかしかつては自分の後ろ姿を見るために、合わせ鏡はごく普通に行われていました。

ではなぜこの行為が禁止されるようになったのか。
理由については諸説ありますが、鏡を合わせると鏡が鏡を写し続ける。
→無限の道を作る=霊道を作る
行為だとして危険視されているというのが有力です。
厳密には光の屈折によって無限に映ることはあり得ないのですが、この行為自体の不気味さも相まって嫌われるようになったようですね。
3が日に掃除をする

毎年年末には大掃除をしますよね。
1年の汚れを落とし、きれいな状態で新年を迎えようという習慣です。
しかし年の瀬は仕事も忙しく、ついつい年始の休みに入ってから掃除をしてしまう方もいるのではないでしょうか?
しかし年始に掃除をするという行為、実はNGなんです。
理由は年始とは元々「歳神」という神様が福を持って訪ねてくると考えられており、掃除をすると神様を追い払ってしまうと考えられているため。
掃除の中でも水を使う掃除は「水に流す」ということでもってのほか。
せっかく来た福がすべて洗い流されてしまいます。
幸福な新年を迎えるために、忙しくてもできるだけ掃除は年末のうちに終わらせた方がよいでしょう。
最後に

さて今回は「やってはいけないしきたり」を紹介してみましたがどうでしたでしょうか?
理由まで見てみるとほとんどが迷信ですのでまさに
「信じるか信じないかはあなた次第!」
といった状態ですが、もしかしたら言い伝えられてきただけあって、他にも深い理由があったのかもしれませんね。
皆さんには、ご両親や地域の方からやってはいけないと言われていたことはありますか?
もしそういったものがあれば、ぜひコメントやTwitterで教えてください!
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