皆さん眠るのは好きですか?
睡眠を取ることで頭がスッキリして良い朝を迎えられますよね。
しかし仕事をしている方や日々勉強などを頑張っている方としては時間の確保が何かと難しく、ついつい睡眠を削ってしまうケースもあるのではないでしょうか?
1日6時間睡眠を4時間睡眠に変えるだけで、週の活動時間が14時間も増える
これって結構お得な感じがしますよね。
さらに、どうしても忙しければ1日2日くらいなら睡眠を削っても頭は働きますし、忙しい時期が終わったらまとめて眠れば十分に体力は回復できますから、ある程度眠らなくても何とかなるというのが共通見解かと思います。

しかし実際のところ睡眠を取らないことのデメリットというのは想像以上に大きく、一時的な睡眠不足が将来的に身体に影響を与える可能性もあることが近年の研究で明らかになってきたのです。
今回は睡眠を取らないことで生じるデメリットを5つほどご紹介致します!
ストレスの増加

1つ目のデメリットはストレスが増加することです。
ここでいうストレスとは心理的なものもありますが、睡眠不足の場合は身体的ストレスが大きいです。
身体的ストレス、これを具体的に言うならば暑さや寒さ、痛みなど
外的が原因のストレスと同じ負荷ですね。
暑いところにずっといると熱中症になるように、睡眠不足のストレスも続くと病気を誘発する可能性が生まれます。
慢性的に睡眠時間が足りなくなっている人は要注意ですね。
免疫力の低下

人の健康を維持する上で重要な免疫細胞と呼ばれる組織。
これは睡眠中に活発に活動することが分かっています。
病気の時に睡眠を取ることが良いとされる理由もこれですね。
逆に言うと眠らなければ免疫細胞は満足に活動することができず、体内の細菌等に対応する力が著しく低下します。
その結果睡眠時間が不足すると病気や体調不良に陥りやすくなってしまうのです。
有害物質の蓄積

あまり実感がわかないかもしれませんが、脳も身体の他の部位と同じように老廃物や有害物質が溜まります。
これは放っておくとアルツハイマーなどを引き起こす非常に危険なものなのですが、睡眠時間中に脳はこれらの物質を洗い流す作業を行っているため、睡眠をしっかりとっている人はそれほど気にする必要はありません。
問題は睡眠をあまりとらない人。
脳の有害物質が蓄積されアルツハイマーなどを引き起こす可能性が極めて高くなります。
これに関しては一時的なものではなく、将来的にわたって影響を与えるものなので、デメリットの中でも一際大きなものではないでしょうか。
体重の増加

意外かもしれませんが、睡眠不足は体重の増加も引き起こします。
理由は睡眠不足が新陳代謝の働きを鈍らせ消化を遅らせるため。
新陳代謝が活発に行われていれば身体が自然に必要な分以上のカロリーは消化し、適した体型の維持に努めてくれるのですが、睡眠不足の場合はその働きが鈍化し、カロリーがどんどん身体に溜まってしまうのです。
活動時間が長ければ消費カロリーが多い
こういったイメージもありますが、一概にそうとは言えないわけですね。
怒りっぽくなる

これは実際に経験がある人も多いのではないでしょうか。
あまり眠れなかった翌日は些細なことでイライラしたり、普段ならなんともないようなことでもついカッとなってしまいますよね。
この原因は睡眠不足によって人間の感情をコントロールする部分が鈍化するため。
普段なら平静を保つために感情にブレーキがかかるはずがそのブレーキが効きにくくなるため、すぐにイライラしたりカッとなったりしてしまうのです。
基本的に睡眠不足は人間のあらゆる機能を鈍化させると見ていいかもしれませんね。
最後に

さて今回は睡眠がもたらすデメリットをご紹介してみましたがどうでしたでしょうか?
色々とデメリットを述べさせていただきましたが、共通して言えるのは
「睡眠時間を削ることは身体の準備・調整の時間を減らすこと」
だということです。
睡眠中身体では次の活動開始に向けて
・記憶の整理や脳内の老廃物の除去
・身体の各機能が万全で働けるような整備
を行っているのです。
これらの時間削ることで活動時間を増やせたとして、それで本当に良いパフォーマンスを発揮できるのかどうか。
そう考えたら結果は見えてきそうですね。
睡眠は計画的に!
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