皆さん何か事件が起きた際に、
それが未解決のまま終わってしまう理由にはどんなものがあると思いますか?
・発生から時間が立ちすぎて事件を追うことが難しい。
・原因の十分な証拠を集めることが出来ない。
だいたいこういった理由が挙げられるかと思います。
しかしもう1つ未解決になる重要なケースが存在するのです。
それは…
事件を起こした理由が分からない

ということです。
犯人がそもそも何故その事件を起こす必要があったのか、
何を目的として行われた犯行なのか、
動機や目的が一切不明のため、犯人を絞り込むことはおろか、事件を追いかけることすら非常に難しいため未解決のまま終わってしまうというのも、意外と多いケースなのです。
今回はそんな不可解すぎる未解決事件をご紹介致します。
マックスヘッドルーム事件

アメリカで最も不可解な電波ジャック事件として知られているのが、1987年のマックスヘッドルーム事件です。
内容としてはテレビ番組の放送中に番組がジャックされ、着ぐるみを着た人物の映像が流されたというシンプルなもの。
実際の映像がこちらです。
なんとも言えない奇妙な映像ですよね。
ちなみにこの着ぐるみがマックスヘッドルームというキャラクターであったため、それが事件名となっています。
電波ジャックには非常に高度な技術を必要とするため、
映像技術に精通した放送局内部の人間の犯行だと考えられていますが、
犯人やその動機は30年以上経った今でも分かっておりません。
ディアトロフ峠事件

世界で最も不可解な遭難事件
とも揶揄されるのが1959年のロシアで起きたディアトロフ峠事件、
雪山にて疾走した9名が数カ月後に変死体で発見された、というのがこの事件の概要です。
9名の被害者はスキーや登山目的でやってきた普通の学生だったこともあり、当時は雪崩に巻き込まれて亡くなったのだと考えられていました。

しかし死体が見つかったのは彼らが貼ったテントから1キロも離れた場所であったこと。
死体の欠損が酷く、中には目や舌など一部の部位だけが不自然に欠損しており、
原因が雪崩だとするにはあまりに不自然であったことから多くの憶測を呼びました。
雪男に襲われた
エイリアンに攫われた
など本当に様々な説が挙がりましたが、いずれも根拠に乏しく、結局真相がわかることはありませんでした。
タマム・シュッド事件

オーストラリアで最も不可解な謎とも称されるのが、この変死事件。
この事件は1948年オーストラリアにあるソマートン公園の海岸で、身元不明の男性の遺体が発見されたことから始まりました。
その男性のポケットに紙切れが入っており、そこにペルシア語で「終わった」という意味を表す「タマム・シュッド」という言葉が記されていたことがこの事件の名前の由来になっています。

当初この男性の死因は毒物による自殺であると考えられていました。
しかし検視を行ったところ毒物の類は一切検出されず、
「何の病気もない、きわめて健康な状態である」
という結果だったため、毒物による自殺である可能性は低まり、
何者かによる他殺なのではないか?

という見方が強まってきました。
しかし他殺だとしても誰が何のために男性を殺害したのか動機が全く見えず、
そもそもこの男性が何者なのかすらわかっておりません。
さすがはオーストラリアで最も不可解だと評されるだけありますね。
最後に

さて今回は世界の不可解すぎる未解決事件をご紹介してみましたがどうでしたでしょうか?
どれも極めて特徴であるにもかかわらず、犯人にたどり着くことができず。
動機すらわからない謎の事件の数々。
もし犯人が今も生きているならば、いつか事件のことを語ってくれることを祈りたいですね。
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