今回は少し飛躍しますがお金についてのお話をしたいと思います!
お金はこの世界を生きる上で無くてはならないもの。
これは資本主義・社会主義を問わず、この世界に生きるほぼ全ての人の共通認識かと思います。
衣食住全ての行動にお金はついて回りますし、娯楽や通信機器といった現代の必需品にも必ずお金がかかります。
お金さえあれば何でもできる。
だからこそ多くの人がお金持ちになることを夢に見るわけですね。
しかし逆に言えば自分自身がお金に支配されているとも言えます。

実際労働を通して、自分の貴重な時間
つまり命をお金に変えて皆さん生活しているわけですから、お金が我々の支配者であることは明確化と思います。
一体なぜお金が我々を支配するようになったのでしょうか?
今回はそんな我々の支配者であるお金について、その特徴や恐ろしさご紹介致します!
価値の測定

皆さん自動販売機で飲み物を買ったことありますよね?
では質問です!
缶ジュースの値段はいくらでしょうか?
若干地域差はあるでしょうか、おおよそ100〜130円程度の金額を答える人が多いと思います。
物の値段、つまり価値を聞かれた時ほとんどの人が答えることが出来るのは、皆さんがその物の価値を把握しているからです。
どうやって把握しているかと聞かれたら、言わずもがなで値段ですよね?
これがお金の機能1つ目
あらゆるものに値段を付けることで
その価値を示すことができるというものです。

価値が示されることによって相場が生まれ、その相場が私達の経済圏に安定をもたらすのです。
これによって私達は欲しいものを基本的に納得できる値段で購入できるというわけですね。
しかし恐ろしいのは、使えるものなら本当に何にでも価値をつけられるということ。
自分の身体の一部、あるいは自分自身まで。
かけがえのない大切なはずのものまでお金によって価値がつくようになってしまいったのです。
交換手段

何か欲しいものがある時、お金を払えばそれを手に入れる
しかしよく考えたら不思議ですよね?
なんの役にも立たないコインや紙切れが、あらゆる物との交換で使えるのか。
この理由はひとえに全員がその価値を認識しているからに他なりません。
例えそれ自体に価値がなくても、みんなが価値を認めていればそこに価値が生まれるのです。
その結果お金は何とでも交換できる便利な決済機能として機能しているわけです。
しかしこの何とでも交換できるというのが恐ろしいところ。

愛情や人体の一部、人の意思まで、お金は本当に何とでも交換できるものになってしまいました。
お金に価値をつけた結果、お金が人間の価値を上回ってしまったわけですね。
価値の保管

人がなぜお金持ちに憧れるのか
それはお金があればあるほど幸せになると思うからです。
もしこれがお金ではなく食べ物だったら逆に困りますよね。
食べ物は余らせても逆に腐って価値が無くなりますから。
しかしお金は腐ることはありません。
極稀にインフレなどの影響で紙束同然に成り果てることはありますが、基本的に価値は一定に保たれ続けます。
この機能があるからこそ、
人々は多くのお金を貯めることが幸せであると信じ、そのために努力を続けるわけです。

しかしこれは大きな落とし穴。
お金があれば幸せになれると言いますが、幸せになるにはいったいいくら必要なのでしょう?

この問いに答えられる人って意外に少ないですよね。
なぜなら幸せの定義は人によって異なるため。
具体的に何円持てば幸せというものが定まっていない以上、人はお金持ちになってもそれが幸せだと感じにくいのです。
幸せのためにお金をためても、幸せにはなれない。
ずいぶん空しい話ですね。
最後に

さて今回はお金についてお話してみましたが、どうでしたでしょうか?
生活に欠かせないお金ですが、
欠かせないものであるがゆえに過剰な価値を持ち、私たちを支配する存在になってしまった。
資本主義が批判される大きな理由の一つがそれですね。
さてそんなお金ですが実は重要なもう一つの役割があることをご存じでしょうか?
それはかのアインシュタインが
「人類最大の発明」
そのように評したものと密接な関わりがあります。
という訳で次回はお金の4つ目の役割についてお話いたします!
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