皆さんは宝くじって買いますか?
つい数日前にサマージャンボ宝くじの発売が終了したばかりですし、一攫千金を求めて購入された方も多いのではないでしょうか?
自分の所持金が一瞬で膨れ上がる
一生遊んで暮らせるお金が手に入る
まさに夢のようなお話ですよね。
そんな宝くじですが、一部では
愚か者が払う税金

と言われているのをご存知でしょうか?
理由はその期待値の低さ。
購入したところで、高額当選する可能性は皆無に等しくお金を払うだけ無駄だと考えられているわけです。
にも関わらず宝くじがこれだけ人気を博している理由は何なのでしょうか?
今回は宝くじをつい買ってしまう理由を4つほどご紹介致します。
夢を買うというすり替え

宝くじを好んで買う人がよく言うのが
くじではなく夢を買っている
というセリフです。
当選するかしないか、ではなく
宝もし当選したらどうするかという妄想を楽しむために宝くじを買うのだ、と。
確かに宝くじを購入し、万が一でも数千万円、数億円という金額を手にできたなら間違いなく人生が変わりますよね。
それを想像するだけでも夢が広がりますから、この主張はそのとおりかも知れません。

しかし一点ご注意頂きたいのは、これはあくまで販売元が付けた付加価値に過ぎないということ。
ほぼ間違いなく当たらないくじをただ買い続ける人は少ないため、
夢を買っている、抽選期間までの時間を買っているなど、言い回しを変えることで、外れても価値があったと思わせ、多くのリピーターを作り上げているわけです。
一攫千金を狙うだけなら株やFXでも同じことができますからね。
ローリスクハイリターン
2つ目の理由はくじを買いやすさです。
一般的なくじの値段は10枚3000円ほど。
そこに1枚は300円の当たりが入っているとして実質の値段は2700円。
我々一般人でも決して出せない値段ではないですよね。
宝くじを買うくらいなら株を買えという人も多いですが、
株は初期投資が高くつくため気軽に買えるものではありません。

しかし宝くじであればたった2700円で億万長者を目指す権利が貰えるわけです。
そう考えるととてもコスパがいい気がしませんか?
このコスパの良さこそ宝くじが買い続けられる理由なのです。
正常性バイアス

正常性バイアス
この言葉をご存知でしょうか?
これは自分にとって都合の悪い情報は見えなくなったり、大したことではないように思える減少のことです。
例えばコロナウイルス。
どんなに感染者が増大しても
自分は絶対罹らない
と慢心して予防を怠る人がいますが、この心理がまさに正常性バイアスが働いている状態です。

そしてこれが宝くじにおいても起きるのです。
宝くじはまず間違いなく当たらないと考えて良いですが、ここにバイアスが働くことで
でも自分は外れないはずという謎の自信が沸き起こってしまいます。
この自身のまま宝くじを買えば…
もちろん結果は分かりますよね。
確率加重関数

最後の理由は確率加重関数が働くためです。
そもそも確率加重関数ってなんだよってお話ですよね。
これは小さすぎる数字を言われると、実際より大きな数字だと錯覚してしまう人間の心理です。
例えばサマージャンボ宝くじで一等が当たる可能性は1/1000万です。
こう言われてもいまいイメージしづらいですよね。

低いのは分かるけど、どのくらい低いのかは分からない、
という人がほとんどだと思います。
ちなみにこの確率は言い換えるなら、
日本に住む全ての人が宝くじを一枚ずつ買った場合13人が当選する
このくらいの確率です。
これだと全く当たる気がしませんよね。
宝くじはこの心理をうまく利用し、高額当選がどのくらい低い確率なのかをぼかすことで、人々を購買へと導いているのです。
最後に

さて今回は宝くじが買われる理由をお話してみましたがどうでしたか?
色々話しましたが個人的には
金額以上の価値を宝くじに見出せるのなら、購入は全然あり!
だと思います。しかし
利益を得たい!
大金持ちになりたい!
こういった理由で宝くじを買ってるのだとしたら、投資先を変えた方が可能性が高いかもしれませんよ。
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