今回は夢についてのお話です。
夢といっても皆さんの目標やゴール、なりたい姿という意味での夢ではなく、睡眠時に見る夢のほうですね。
寝ているときに無意識にみる映像のようなものが夢であり、「夢占い」などがあるように夢は一般的に本人の意識と関係なく見るため、コントロールすることができないと考えられています。
しかしその夢をコントロールし自分の見たい夢を見る方法があることをご存じでしょうか?
今回はそんな見たい夢を見られるという「明晰夢」についてお話していきたいと思います。
億万長者になった時のためにその気分を事前に味わいたい、仕事で成功している夢を見て自信をつけたいなど、夢の中でやってみたいことがある人はぜひ最後まで読んでみてくださいね!
明晰夢について

まず初めに明晰夢が何なのかというところからお話いたします。
明晰夢とは夢を見ているにも関わらず、意識は覚醒している状態、つまり夢を夢だと認識しながら見ている状態のことを指します。
皆さんも夢を見ている時に「あ、これ夢だな」と気付いたことはありませんか?
その状態で見ている夢のことを明晰夢というのです。
そして見ている物が夢だと自覚している状況下では自分の意志で好きな場所に行ったり、会いたい人に会いに行くことはもちろん、何度も明晰夢を見ている人ならばその後の夢の展開を自由に決められるようになるのです。
つまり明晰夢を極めれば何でも見たい夢を見られるようになるというわけですね。
明晰夢のメリット

さてそんな明晰夢ですが、これを見ることのメリットはどんなことがあるのでしょうか、様々あるとは思いますが大きく3つほどご紹介してみますね。
1.満足感が得られる
夢を操作できることで自分の気持ちがよい夢を見ることができ、起きた時に満足感を得られます。最高のドラマや映画を見た気分で朝を迎えられるのですから、さぞ満足な朝を迎えることができるでしょう。
2.成功体験を実感できる。
夢であっても何かを成功したイメージをつかむことができればその実感が生まれ自信をつけることができます。その自身から実際に成功を引き寄せることもあり得るので、成し遂げたい目標がある人は明晰夢を習得するのもありかもしれませんね。
3.洞察力が上がる
後述しますが明晰夢を見る人の特徴は洞察力が優れているということが挙げられます。小さなことでも違和感や差異に気が付くために夢を夢だと見抜くことができるということですね。
そのため明晰夢を見られるようになることは洞察力が上がることにも繋がっていくことになります。この点は日常生活でも役に立ちますね。
明晰夢のデメリット

さてそんな素晴らしい明晰夢ですが、いくつかデメリットも存在します。こちらも3つほど紹介しますね。
1.寝ても疲れが取れない
本来覚醒時の脳と身体の疲れを癒すために睡眠をとりますが、明晰夢を見るということは体が睡眠状態に入っているにもかかわらず、脳が休めていないという状態になるのです。
体の疲れと脳の疲れは同じ疲れであると人間は認識してしまうので、結果としていくら寝ても疲れが取れないという状態になってしまいます。
2.夢と現実の見分けがつかなくなる
夢で現実と同じような動きができてしまうということは、夢と現実の区別がつきにくくなるということです。
この状態になると常人では行わないようなことをやってしまったり、夢だと勘違いして危険なことをしてしまうことがあります。
3.現実世界が楽しめなくなる
夢の世界が充実することで逆に現実世界のつまらなさにギャップを感じ、鬱状態に陥ってしまうことがあるようです。夢はあくまで夢であると分別をつけられない人にとって明晰夢はあまりよくない結果を生んでしまうこともあるのですね。
明晰夢を見る方法

メリットとデメリットをご紹介したところで、実際に明晰夢を見る方法についてご紹介いたします。
明晰夢をみるには夢を見ている時にこれは夢であると認識できるようになる必要があります。そのため日ごろから些細なことに注意を向けたり、人のことを細かく洞察できる人は、夢の中での些細な違和感を感じ取り明晰夢が見やすくなると言われています。
また夢の内容を記憶することも有効であるようで、夢の内容を日記として記録し定期的に見直すことで鮮明に過去の夢を思い出すことができ明晰夢を見やすくなるのだとか。
やってみたい方はあくまで自己責任で、よろしくお願いいたします!
最後に

さて今回は明晰夢についてご紹介してみましたがどうでしたでしょうか。
自分の理想の夢を見る、なんだかワクワクする話ではありますが、相応のデメリットがあることを考えると少し怖くなってしましますね。
もし明晰夢を見られるようになっても夢はあくまでも夢と見切りをつけて、現実世界でそれに相応する満足感を得られるように努力した方が建設的なのかもしれません。
明晰夢のご利用は計画的に。
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