日本最大の秘宝〜三種の神器とは?〜

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今回は日本に眠る秘宝、三種の神器についてのお話です。

皆さんは三種の神器というものをご存知でしょうか?

白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫の家電3種のことではありません。

日本神話に登場する3つの宝物の総称が三種の神器と呼ばれているのです。

今回はこれらの宝物についての解説です。

名前を知っているけど、どんなものか詳しく知らない。

そういった方はぜひ最後まで読んでみてください!

三種の神器とは

引用:三種の神器 – Wikipedia

前述の通り三種の神器は、日本神話の中でアマテラスによって授けられた宝物であるとされています。

この三種の宝物はそれぞれ

草薙剣

八尺瓊勾玉

八咫鏡

と呼ばれており、現在は天皇の秘宝としてそれぞれ実在する神社に納められている、と言われています。

なぜこんな曖昧な表現をしているかといえば、これらの秘宝の実物を誰も見たことがないため。

天皇が皇位を継承する上で必須の宝物とされながらも、

所有者である天皇でさえ実物を見ることはできず、神器を用いた祭事を執り行う際もレプリカを使用するという徹底ぶりです。

そのため、三種の神器は既にこの世には存在しないのではないかとも噂されています。

多くの謎に包まれた3つの秘宝、かなりロマンがありますよね。

ではここから三種の神器を1つずつ見ていきましょう。

八咫鏡(ヤタノカガミ)

八百万の神々が天の安河に集まって作成したとされる宝鏡、八咫鏡。

別名、真経津鏡(まふつの かがみ)とも呼ばれるこの鏡は現在伊勢神宮にて祀られています。

しかしなぜ鏡がなぜ三種の神器として扱われているのでしょうか。

実は八咫鏡は日本神話のとある有名なお話に関連して生まれたものなのです。

それはアマテラスの岩戸隠れ。

太陽を司るアマテラスが岩穴に隠れてしまったために、地上から昼間がなくなってしまう。

それをどうにかするために神々がアマテラスを外に誘い出そうとするお話です。

八咫鏡はこの岩戸隠れの際にアマテラスを外に連れ出すために作られた鏡なのです。

岩戸隠れのお話には、

岩穴の外で大騒ぎをする神々に関心をよせて少しだけ外に出てきたアマテラスをこの鏡で写したところ、アマテラスは鏡にうつる自分の姿に引き付けられ、結果としてアマテラスを外に連れ出すことに成功したというエピソードがあります。

アマテラスを外に連れ出した鏡ということで重要なアイテムとなり、それが三種の神器となったわけですね。

八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)

続いての神器は現在東京都赤坂にある東宮御所にて保管されていると言われる八尺瓊勾玉。

日本神話において、岩戸隠れの際に八咫鏡とともに作られたのがこの勾玉です。

意外なことに、鏡と勾玉は同じタイミングで作られているのですね。

同じタイミングということもあって、八尺瓊勾玉は八咫鏡と対になる存在だと考えられています。

具体手には八咫鏡はその形状やそれが放つ光から「日」を表しているとして、

八尺瓊勾玉は「月」を表しているのではないかというのです。

確かに勾玉の形は月に見えないこともないですね。

同時にこの勾玉は八咫鏡との関連性から三種の神器になっただけという考えもあり、

元々は鏡と剣、二種の神器だったのではないかとする説もあります。

こういった説が囁かれる辺り、三種の神器で一番不遇の宝物だと言えますね。

草薙剣

最後の神器は名古屋の熱田神宮の神体として保管されている草薙剣。

別名天叢雲剣とも言われるこの剣、三種の神器の中でも圧倒的人気と知名度を誇っています。

ファンタジー作品ではエクスカリバーやアロンダイトなどと共に伝説の剣として度々登場しているので、知っている方も多いのではないでしょうか。

 この剣は古来から力の象徴であり、

三種の神器の中でも、天皇の持つ武力の代名詞とされてきました。

誕生についても他の2つとは異なっており、

日本神話において、スサノオが邪竜ヤマタノオロチを退治した時に、その尻尾からから発見されたとされています。

後にスサノオはこの神剣をアマテラスに献上し、その後現在の熱田神宮に納められるに至りました。

邪竜を倒すことで手に入るドロップアイテム、いかにもゲームやファンタジーで好まれる設定ですよね。

最後に

さて今回は三種の神器についてお話しましたがどうでしたか?

皇位継承の度に受け継がれてきた伝説の宝物。

それらは神話にも登場し、日本の歴史を感じさせる品々です。

もし叶うならば、これらの実物を一目見てみたいものですね。

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