日本人が勘違いしている幸せの定義3選

ビジネス

今日はあえてめっちゃ怪しい切り口から始めますね!

「あなたは今幸せですか?」

・・

・・・ごめんなさい冗談です。怪しい話ではないのでブラウザバックしないでください!笑

この質問のほうが今回の話題には適していますかね。

「あなたが考える幸せの定義とはなんですか?」

お金をたくさんもつこと、良い異性と巡り合い添い遂げること、

やりたい仕事につくこと、安定した人生を送ること

他にもたくさんあると思いますが、その中のいくつかは実は商業目的で意図的に作られたものや、人々をコントロールするために作られたものがあり、実際は幸せに結びつかないものがあることをご存じですか?

今回は、日本人が幸せであると勘違いしているいくつかの制度や仕組みについてお話していきたいと思います。

これから学生の方や新卒などまだ若い方には特に刺さる内容かもしれません。

終身雇用制度を活かして一社に勤め続ける

最初に入った会社で成長し、出世して一生を遂げる。

日本人は忠義を重んじる人種であるので、受け入れてくれた一社に尽くすというというのは何とも美談にも聞こえるかもしれません。

しかしここには一つの落とし穴が存在しています。

それは労働者の定年が65歳であり、社会人はざっくり40年間以上働かなくてはならないにも関わらず、今の日本企業の平均寿命は25年にも満たないということ。

つまり一社に尽くそうとしたところで、会社の寿命が先に尽きてしまい、働けなくなってしまう可能性が高いということです。

若いうちならまだしも、30代中盤や40代手前で急に長年勤めた会社が倒産してしまったら、路頭に迷う方はきっと多いですよね。

近年では終身雇用制度が崩壊したことに気付いている人も多いですが、それでも転職できるようにスキルや専門性を磨く人はまだまだ少ない現状です。

そもそも終身雇用自体が戦後のアメリカのビジネスモデルを参考に作られたものなので、すでにアメリカで終身雇用が崩壊していることをみれば、日本の終身雇用もそう長くはもたないことは想像に難くないのですが、以外にもそれを知らずに有名企業や安定した収益を上げている企業に入ることをゴールにしている人は多いんですよね。

自分の入った会社の成長を信用し、その一員として全力で努力するのは大事ですが、そこが安泰でないこと、いつか足元をすくわれる可能性があることだけは意識しておいた方がよいですね。

良い大学、良い会社に入ることが幸せへの近道である

これもよく言われる考え方ですが、学生の皆さんは「なんで?」って思ったことはありませんか?

良い大学に入ってそこで努力して、良い会社に入ることが幸せと言われてもその理由がさっぱりわからない、そもそも周りの大人たちが全く幸せそうに見えない。

こんな状態では疑問を持つのは無理のないことだと思います。

実際一流企業に勤める方より、フリーランスで働く人のほうがストレスがなく幸せであるというデータもあるくらいですし、それなら無理して一流大学に行くより、好きなことをして学生時代を満喫した方が幸せですもんね。

にもかかわらずこれが幸せだと言われる理由は何なのか。

実は先ほど述べた終身雇用制度があった当時は、この理屈は正しかったんです。

安定した企業に入れば年功序列で年収も増え、一生安泰な暮らしが保証される。

だからその企業に入るために一生懸命努力してよい大学に入り、自分を売り込む。

ここに筋が通っていた時代ならばこの考えでよかったのですが、今となっては通用しない考え方となったわけです。しかしこの繋がりが分からない多くの人々が、未だに良い大学、会社に入ることを幸せと直結させているために、この価値観が日本に根強く残っているわけですね。

良い大学に入ることや行きたい会社に行くことは大切なことですが、そこに行きたい目的は見失わないようにしたいですね。

マイホームは幸せの象徴である

最後はマイホームについて。

持ち家と賃貸はどちらもメリットデメリットありますので、どちらがいいと断じるつもりはないですが、「家は資産だからローンを組んででも買った方がよい」とお考えの方はマーケティング戦略に騙されている可能性があるのでご注意ください。

ローンを組むというのは基本的に借金と何ら変わりません。

さらに日本の物件というのは基本的に年数の経過とともに価値が下がっていくものなので、ローンを完済し終えたころには土地の価値以外残らないと考えた方が無難です。

もちろん一部の物件に関しては土地の価格上昇に伴い買った時と変わらない、もしくはそれ以上で売れる場合もありますが、そういった物件はごく少数。

そのような価値ある物件を指して、資産というならわかりますが、買った瞬間に価値が下がるような物件は負債となってしまい、最悪自分の人生設計を狂わせる可能性もあるのでご注意ください。

そもそもこの夢のマイホームという概念は、戦後土地を高く売るために、付加価値として家をつけ、お金も貸す代わりに家度と土地を買ってもらう、という戦略のもと生み出されたものなので、何も考えずにローンを組み家を買ってしまうと損をするのは当たり前なのです。

人生で一番高い買い物とも呼ばれるくらいなので、皆さま家を買われる際はくれぐれも慎重にお選びくださいね。

最後に

今回は日本人が勘違いしている幸せについての考え方を紹介してみました。

もちろんここに書いたものが必ず不幸を招くものでないことは筆者も存じています。

これらの幸せに満足している方もたくさんいるのは事実ですし、それに関しては素晴らしいことだと思います。

しかし何も考えずにこれらを許容することだけは避けてほしいというのが私の考え。

当たり前だと思っていたことに足元をすくわれることは意外にも多いので、そこだけは常に意識しながら、自分でしっかりと考えて、自分自身が納得できる幸せをつかみ取ってほしいなと心から思っております。

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