「童謡」
子供のころによく聞いた耳なじみのある歌の数々。
歌詞の意味はよく分からないけれど、幼稚園や小学校の授業や、教育番組の中で度々聞く機会があり、覚えてしまったような曲は多いと思います。
しかしこれらの曲の中には、恐ろしい経緯で生まれたものや、社会に溶け込ませるために無意識に世の中の教訓や常識を植え付けてしまう、洗脳ソングのようなものがあるのをご存じでしょうか?
今回はそんな実は怖い意味のある童謡を3つほど紹介したいと思います。
音楽好きな方や、怖い話が好きな方はよかったら見ていってください。
かごめかごめ
かごめ かごめ
かごのなかのとりは いついつでやる
よあけのばんに つるとかめとすべった
うしろのしょうめん だあれ
100文字にも満たない短い歌詞ではありますが、その中にいくつもの解釈ができることや、メロディーの何とも言えない不気味さも相まって、怖い童謡代名詞的な存在になっています。
歌詞の解釈の例としては、遊女の心中を歌った曲である、死刑囚が死刑実行の日を待っている、ぶっとんだところでは徳川の埋蔵金の場所を示している暗号である。
など様々な説が語られていますが、どれも確信には至らずその歌詞の真相は今も謎に包まれています。
サッちゃん
サッちゃんはね線路で足を無くしたよ
だからお前の足をもらいに行くんだよ
今夜だよサッちゃん
バナナが好きな何の変哲もない小さな女の子のことを歌った童謡「サッちゃん」
1番~3番までの歌詞はよく知られていますが、隠された4番として知られているのが上記の歌詞です。
なんとこの4番の歌詞を聞いた人のもとにサッちゃんが現れ、彼女に足を切り落とされるのだとか、完全にホラーの世界観ですよね。
一説によるとサッちゃんは「てけてけ」あるいは「カシマさん」の正体であると言われています。4番の歌詞は誰かのいたずらで付け足されたとされる説が濃厚ですが、実際のところ4番の詳細については今も不明であり、今も謎に包まれています。
仰げば尊し
あおげば 尊し わが師の恩
教えの庭にも はや幾年
思えば いと疾し この年月
今こそ 別れめ いざさらば
3つめは「仰げば尊し」
卒業式などで歌われる、卒業ソングとして広く知られている曲ですね・
この曲の歌詞は直接的に怖い意味などはありませんが、よく聞くと違和感を感じることがあります。
それは2行目の歌詞、「あおげば 尊し わが師の恩」
「わが師」、すなわち学校の先生への感謝を綴った歌詞であり、歌自体は大変すばらしい物でありますが、これを学校側が卒業ソングに認定し、卒業式で歌わせるというのはどうなのでしょうか。
無意識に教師は敬い、その存在に感謝すべきであるという刷り込みをしているように見えてなんだか少し怖くなりますね。
曲も使い方次第で無意識な洗脳効果を生み出してしまうことがあるので、その点注意が必要ですね。
最後に

さて今回は「怖い童謡」をテーマにお話していきましたがどうでしたでしょうか?
長く歌われてきた歌には、親しみやすさや、耳になじむメロディー、覚えやすい歌詞など、相応の理由があることがほとんどですが、中には歌い継ぐべき特別な理由があるものや、民衆に歌わせることで、都合の良い刷り込みを行うことができたものなども混じっているのかもしれません。
そうした歌を、何も疑わない子供時代から歌わされる。
それらの与える影響はいかほどのものなのでしょうね。
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