懐かしの怪談~学校の七不思議とは?~
皆さんの学校では
学校の七不思議
というものはありましたか?
各学校に存在する7つの怪談話。
昭和から平成初期ごろまでは一世を風靡した都市伝説でしたが、
残念ながら最近は学校で七不思議が語られる機会が減ってきているようです。
理由は単純で
登場する機材や銅像が置かれなくなったこと
夜の学校に入れなくなったこと
こういった理由です。
とくに後者の夜の学校に入れなくなったことというのが顕著で、
学校=怖い場所
というイメージは払拭されてしまいました。
今や過去のものとなってしまった学校の七不思議ですが、
せっかくなので過去の七不思議についてもう一度見ていきましょう!
音楽室のベートーベンの肖像画

夜になるとベートーベンの目が突然光りだす。
別のパターンでは見ている人間の方を目で追ってくる、あるいは話しかけてくるなどのパターンがありました。
ディズニーランドのホーンテッドマンションのイメージに近いですね。
ひとりでに鳴る楽器

音楽に置かれているピアノや楽器が突然鳴り響き、不気味なメロディーを奏でる。
これは、昔この学校で死んでしまった音楽好きの生徒が演奏しているらしく、この演奏を聴いてしまったら自分も道連れにされてしまうのだとか。
歩く二宮金次郎像

二宮金次郎の銅像が、夜になるとひとりでに動き出し、肯定を徘徊する。
歩いている金次郎に遭遇したら最後自分も銅像にされてしまう、などというお話でした。
しかし近年では、歩きスマホを連想させるという理由で金次郎像は撤去されており、この話もいずれ完全に無くなってしまうかもしれません。
動く標本

理科室にある骨格標本や人体標本が夜になるとひとりでに動き出す。
そしてもし夜動く彼らに会ってしまうと、自分が標本にされてしまうのだとか。
されに別の噂では、骨格標本は死んだ人間の人骨をそのまま使用しているため、夜になるとその例が学校を彷徨うのだそうです。
学校の階段

本来12段しかないはずの階段が、夜に段数を数えると13段になっている。
また校舎は3階までしかないはずなのに、なぜか4階に続く階段があり、それを登ったら最後2度と戻ってこれなくなるといった話もあります。
鏡に映るもの

学校のトイレにある鏡を深夜のぞき込むと自分の死に顔が映る。
階段横にある鏡を特定の時間に除くと幽霊を見ることができる
体育館にある鏡には時折映ってはいけない何かが映る。
鏡関連のお話は数多くありますね。
3つ目の噂に関してはこれが元ネタかもしれません。
トイレの花子さん

もはや語るまでもないほど有名な話。
学校の女子トイレの特定の個室には「花子さん」という幽霊がいて、
「花子さん」を呼び出すと大変なことが起きるというもの。
そんなトイレの花子さんですが、この噂は1950年代には既に存在していたらしく、かつては「3番目の花子さん」という名前だったそうです。
七不思議の中でもかなりの古株のようですね。
七不思議の最後

ここまで7つの怪談をご紹介しましたが、地域によっては7つ目が存在していないパターンもあるそうです。
この場合6つの七不思議をすべて知ったものに、7つ目の不思議が訪れるとされており、
それがどんなものなのかは分かっていません。
最後の正体不明の不思議を含めて、「七不思議」と呼ばれているという訳ですね。
最後に

さて今回は学校の七不思議についてお話ししましたが、どうでしたか?
少しずつ語られる機会がなくなってきた学校の七不思議。
夏の風物詩ともいえる一つが失われていくのはなんだか寂しい気がしますね。
しかし怪談は時代とともに変わっていくものですので、
いずれは七不思議に変わる新しい学校の怪談が登場するかもしれませんね。
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