皆さん映画は好きですか?映画は私たちにいろいろなものを与えてくれますよね。
例えばアクション映画を見ると気持ちがスカッとして、ストレス解消になったり、
壮大なSF映画を見れば、圧倒的没入感で気持ちが昂ったり、
映画を見ることで様々な感情の変化があると思います。

しかし中には強烈なバッドエンドや衝撃的すぎるラストによって、見ることを後悔してしまうような後味が悪い映画も存在しています。
こんかいはそんな後味が悪すぎる映画を4作品ほどご紹介致します!
※ネタバレを含みますので苦手な方は閲覧をお控えください!
ファニーゲーム
ファニーゲームは1997年にオーストラリアにて作成・公開された映画です。
しかしあまりにショッキングな内容から、カンヌ映画祭時には他映画の監督や観客などが席を立ってしまったり、ビデオの発売禁止運動がなされたほどでの問題作となりました。
ストーリーとしては別荘に出かけたとある一家が、二人の青年に目を付けられてしまったことで監禁されてしまい、
そこで家族は青年たちが提案した「朝まで生き残れるか賭けをしよう」

という理不尽なゲームに強制的に参加させられ、数々の悲劇に見舞われるというものです。
作品最後まで一貫して、家族が不幸な目に遭って終わるという全く救いものであり、こうした作品でありがちな中盤以降の主人公サイドの逆転劇のようなものもほとんどありません。
※厳密に言うと少しあるのですが、予想斜め上の衝撃展開を演出するスパイスにしかなっていません、
ただただ青年たちへの嫌悪感が募り、胸糞悪くなって終わるという、なんともやるせない気持ちになれる一本です。
エンド・オブ・ザ・ワールド
こちらは2000年にオーストラリアで製作されたテレビ映画であり「渚にて」という小説を題材にした作品となっています。
ストーリーは台湾をめぐっておきたアメリカと中国の核戦争により、北半球の人類が全滅し、南半球の人間も核汚染の影響によってあと二か月で全滅するという運命に見舞われた中で、人々の生きざまを描いた作品です。

作品の中盤までは放射能汚染が少ない生存可能な場所を求めて探索をするような、希望が垣間見える展開があるのですが、それらは結局すべて無駄であり、人類は滅亡の運命を避けることができませんでした。
そして全く救いのないまま物語は終わりを迎えるため、見た人を絶望の淵に叩き落す作品となりました。
台湾をめぐる米中核戦争、ちょっと今のご時世では笑えない映画ですね。
縞模様のパジャマの少年
2008年にアメリカ・イギリス共同で製作された映画です。
軍人の息子である少年、ブルーノは、家から少し離れた場所に農場のような施設を見つけ、そこで縞模様のパジャマを着た少年シュムールと知り合います。
彼と仲良くなったブルーノは彼との交流に日々幸せを感じていましたが、実はその農場だと思っていた場所はユダヤ人の強制収容所だったのです。

そうとは知らないブルーノはある日、シュムールの父親を捜すために彼から受け取った縞模様のパジャマを着て施設の中に忍び込みます。
そして彼らは誤って他のユダヤ人と共にシャワー室へと入ってしまい・・・
何の罪もない少年が何も知らないまま亡くなってしまう、とにかく救いのない結末は多くの視聴者の心に影を落とすこととなりました。
ミスト
後味が悪い映画の代名詞とも評されるのが2007年公開の映画「ミスト」です。
ミストは白い霧にのみ込まれた街に正体不明の怪物が現れ、主人公たちがその怪物たちから逃れ懸命に生き残ろうとする様子を描いたSFホラー作品となっています。
ミストの後味が悪いと言われる理由はなんといってもそのラストシーン。

怪物たちから逃げることができないとあきらめた主人公が、怪物に殺されるくらいならと一緒に逃げていた仲間と自分の息子を銃で射殺し、自分も殺されるために怪物に向かっていくのですが、殺される寸前に軍隊が到着。
軍隊が次々と怪物を焼き殺し、結果的に自分だけが助かってしまうのです。
諦めるのではなくあと少し生きるためにあがいていれば全員助かっていた。
あまりにも無慈悲ラストは後味が悪いというより他ないですね。
最後に

さて今回は後味が悪い映画をご紹介してみましたがどうでしたでしょうか?
今回ご紹介した作品はハッピーエンドでこそないものの、考えさせられるメッセージ性の強いものばかりですので興味がある作品があれば、ぜひ視聴してみてください。
しかしショッキングな描写が多いので、なるべく精神的に健康な時に見ることをお勧めいたします!
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