物欲センサー
という言葉に聞き覚えがあるでしょうか?
主にソーシャルゲームなどで使われる言葉であり、
心から欲しいと思うアイテムやキャラクターであるほど、それを手に入れることが困難になるという法則です。
まるでセンサーで感知したかのように、欲しいという欲求(物欲)に比例してこの現象が起きることから、物欲センサーという名前が付けられました。
今回はその物欲センサーの正体を追求する記事となっております。

物欲が強い
ソーシャルゲームにハマりがち
これらの人は必見です!
物欲センサーは実在するのか

人の物欲に反応して、欲しい物を人から遠ざける物欲センサー
こんな迷惑な法則が本当に存在するのでしょうか。
その答えはもちろんノー。
物欲センサーが実在する科学的根拠は全くありません。
そもそも超高度なAIですら、人の思考を読むことができない現状で、一般のソーシャルゲームにそのような機能がつくはずがありませんね。
もしも自分の欲しい物=人気の高い物
であるならば、その人気を見越して運営会社が封入率を下げるといったことをしているかもしれませんが、
それ以外の場合は基本的にたまたま出ないだけだと考えたほうが無難でしょう。
物欲センサーは全くの嘘なのか?

しかし物欲センサーが全く根拠のない嘘を並べただけの法則なのかというと、そうも言い切れない部分があります。
なぜならこの考えは日本だけでなく、世界でも信じられており、
科学的根拠はなくても実在すると信じている人も数多くいるからです。
例えばアメリカではマーフィの法則というものが存在しており、これは物欲センサーと非常に近い性質を持っています。
マーフィの法則

マーフィの法則とは日常によく起こる事をまとめた大衆向けの法則であり、一言でいえば
日常のあるあるネタを法則に仕立てたものです。
有名な例としては
・トーストを落とした時バターを塗った面が下になる確率はカーペットの値段に比例する
・失敗する可能性があるものは、いずれ失敗する
などがあり、そのほとんどに明確な科学的根拠はありません。
しかしこれらの法則は
起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる。

という基本精神のもとに、先人達の経験談から考えられたものであり、
科学的根拠は無くても共感する人は多数います。
今回の主題である物欲センサーも、マーフィの法則に当てはめるなら、
手に入らない可能性があるから、本当に手に入らなくなる
となるわけですね。
物欲センサーの正体

結局物欲センサーとは一体何なのか。
まとめると物欲センサーとは、
失敗した時のネガティブなイメージが強く残り、法則となったものだと捉えることができます。
人の記憶はネガティブなものほど強く残るようになっているため、簡単には忘れることができません。
そして嫌な記憶が残るとなぜその結果になったのか、自分を納得させるために理由探しをするようになります。
その結果生まれるのが物欲センサーやマーフィの法則のような、自分の希望と逆説的なことが起きやすくなるという、
でたらめな法則なのです。

これらは、
この法則のせいで自分の希望は叶わなかったのだ
という言い訳のために存在しているため、科学的根拠などは一切必要ありません。
むしろ科学的に解明されないほうが都合が良いので、根拠がなくても信じる人が多いのです。
存在することに意味がある、なんとも不思議な法則ですね。
最後に

さて今回は物欲センサーについてお話してみましたがどうでしたか?
根拠はないが信じる人が多い不思議な法則。
論理的な人からすればなんとも奇妙に思うでしょうが、世の中には意外とこういう人々の都合で存在している法則や理論は多いのです。
では実際にどんかものが存在するのか。
次回は科学的根拠のない謎の理論や法則についてお話致します。
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