心霊番組がなくなった理由4選

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つい10年ほど前までは夏の定番となっていた、心霊特集番組。

様々なオカルト現象や都市伝説の真相を追求するといったスリリングな内容で若者を中心に人気を博していましたが、最近めっきり見かけなくなりましたよね。

実際、一昔前と比べて心霊番組の数は大きく減少しています。

一体なぜ心霊番組がテレビで放映されなくなったのか、今回はその理由についてお話していきます!

怪奇現象の信憑性が無くなった

まず挙げられるのは、怪奇現象がかつてほど信じられなくなってきたという理由でしょう。

火の玉やラップ音など科学的に証明されたものを始め、噂されている怪奇現象の多くはデタラメであるという認識が持たれるようになり、怪奇現象はかなり懐疑的な目で見られています。

鉄板ネタであった心霊写真や心霊動画等も、撮影機器の質が大幅に向上したことで真偽がはっきりし、数が極端に減ってしまいました。

科学の発展が怪現象の減少に繋がっていることから、

それらが偽りであるという考えが一般化し、

怪奇現象を扱う番組に興味がもたれなくなったのです。

やらせが叩かれる風潮

2つ目の理由として挙げられるのは、世間がやらせを許さなくなったことでしょう。

情報番組などでの印象操作を筆頭に

テレビは嘘を教え視聴者を洗脳しようとしているという考えが高まってきました。

確かに偏向報道としか取れないような発信をするニュース番組など、やらせと言われても仕方がないような悪質な発信をする局もあるため、

これを非難することは当然と言えるかもしれません。

しかしその結果エンタメ性を求めたやらせも一切認められなくなり、

やらせ前提で作るれていたような怪奇現象番組を放送することが難しくなったのです。

そういった意味で時代が怪奇現象番組を求めていないため、放送しなくなったとも言えるのかもしれませんね。

悪影響を与える懸念

怪奇現象番組が激減した背景を語る上でよく噂になるのが、オウム真理教事件の影響によるのではないか、という説です。

オウム真理教と言えば、地下鉄サリン事件を筆頭に数々の問題を起こしたカルト教団として知られていますね。

怪奇現象番組にはこういったカルト思想の人間を作り出してしまう側面もあり、それが危険視され放送されなくなったのではないかという噂があるのです。

これはこじつけが過ぎるのではないかとも思いますが、幽霊や怪現象を信じる人は陰謀論等を信じるケースも多いため、そういった物を信じた結果、カルト教団に付けいられたという側面も否定はできません。

こういった背景もあり、テレビ局側が自粛をするようになったのかもしれませんね。

まぁこのネット社会においてテレビ局だけが自粛をしたところで、意味があるとは思えませんが…。

コンプライアンス的問題

最後はテレビの規制が激しくなり過激な内容を流せなくなった、という点です。

心霊番組は過激さを売りにした部分も多く、登場した幽霊に関するエピソードも悲壮感が漂うものだったり、残酷なものが数多くあります。

放送規制が緩かった一昔前ならそれらも許容されていましたが、今となってはそれらの過激な描写はNGとなっており、

心霊特集などを組むとしても内容はマイルドにせざるを得ません。

それだと大した視聴率も見込めないため、心霊番組は数を減らしていくこととなったのです。

最後に

さて今回は心霊番組が放送されなくなった理由をお話してみましたが、どうでしたか?

・信憑性の低下

・放送規制

・視聴者への悪影響

・やらせの撲滅

色々な理由がありますが、なにより時代の変化によって心霊番組が受け入れられる時代ではなくなったという面が大きいのでしょうね。

個人的には心霊番組は夏の風物詩だと思っているので、ぜひまた復活してほしいところです。

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