今回は少し挑戦的な内容でお届けいたします。
幽霊否定派のリアリストの皆さん必見です!
皆さん幽霊を信じますか?

幽霊がいるかいないのか、昔から熱い議論が交わされる話題ですよね。
幽霊がいないと断じると夢がないですが、いると言い切るには根拠が欠けている。
まさに悪魔の証明ともいえるこの状況、
そういった現状だからこそ、少しでも不思議なことが起きれば、霊的な現象だと結び付けて考える人も少なくありません。
しかし心霊現象だと言われるものの中には科学的に証明可能な、心霊とは全く関係のないものも数多く存在しています。
今回は化学的に既に証明済みの偽物の心霊現象をご紹介致します!
何もない場所に現れる幽霊の正体

自分以外誰もいないはずの場所でふと気配を感じ、振り返るとそこには・・・
ホラー映画の定番ともいえる展開ですよね。
誰もいない場所に何かが突然現れる、一見霊の仕業としか思えないような事象ですが、
実はその正体に関する有力な説が存在します。それは
パレイドリア効果

これは一見何の変哲もない模様や風景の中に何かの顔があると錯覚してしまう現象の事です。
依然ご紹介したシュミラクラ効果(3つの点があるだけでそれを顔と思い込む現象)、
これと同じように周りの敵の有無を瞬時に見分けるために、少しでも近いものがあると
それを顔だと認識する機能が人間には備わっているのです。
とはいえ自分に害をなす敵の存在など普通は現れないので、この効果の正体がいつの間にか幽霊によるものだと考えられるようになりました。
幽霊の正体は模様や風景を脳が誤認したに過ぎないというわけですね。
幽霊がささやく声の正体

心霊スポットやトンネルなどの場所に行くと、自分にしか聞こえない謎の声を聴くことがありますよね。
不気味にささやく謎の声、
これはまさしく幽霊の仕業と言えるのではないでしょうか。
しかしこの正体もまた科学的に有力な説があります。それが
バイノーラルビート

これは左右の耳から異なる周波数の音を聞くとその差で生じるうねりが音となって聞こえる現象のことであり、この音には脳を瞑想状態に入れる効果があります。
周波数によって生じる音と、その音による脳の状態変化
この2つの違和感によって霊の声が聞こえるような錯覚に陥ってしまうというわけですね。
相次ぐ幽霊目撃情報の真相

心霊スポットなど霊が目撃されるという場所で実際に幽霊を見たと言う証言は非常に多いですよね。
そしてそれらの証言は幽霊騒ぎが噂になってから爆発的に増える傾向があります。
これは一体どうしてなのでしょうか。
噂になってから見に来る人が増えるから?
それももちろんあると思います。
しかしそれ以上に、
記憶が捏造されたから

というのも大きいでしょう。
サイコロジカル・サイエンスというイギリスの科学雑誌によれば、人は特定の情報を与えられると、その情報が例えデタラメであっても、自分の記憶に影響を及ぼすことがあるそうです。
そしてその情報がいつの間にか、自分が体験した記憶として処理されることもよくあることなのだとか。
実際にこの雑誌ではとある研究結果が紹介されており、それによれば
インタビュアーが自分の過去の出来事を被験者に話したあと、その被験者に過去に関するインタビューを行ったところ、
いつの間にかインタビュアーが話した出来事を被験者が自分の過去として語るようになったというのです。
特定情報による記憶の改竄
まさにこれが幽霊の目撃情報が増える有力な説の一つというわけですね。
ラップ音の正体

何もないはずの部屋に突如鳴り響くラップ音
有名な心霊現象の1つとして知られており、その部屋に幽霊がいるかどうかを確かめる1つの指標にもなっている現象ですね。
ラップ音という言葉が浸透する以前の日本では
【家鳴り】
という言葉で知られており、
やはり妖怪や子鬼などの怪異が引き起こすものだと考えられていました。
古くから伝わる怪異ということは、やはりラップ音は心霊現象なのでしょうか?

残念ながらこの音の原因も証明されています。
この音は木材の伸縮によって発生する自然現象であり、霊的なものとは全く関係がありません。
木材は空気中水分を吸うことで膨張し、乾燥することで収縮するという特徴があります。
その伸縮の過程で発生する音がラップ音というわけですね。
なんだか随分拍子抜けな理由でしたね。
最後に

さて今回は科学的に解明された心霊現象をご紹介してみましたが、どうでしたでしょうか?
長い間語り継がれてきた有名な心霊現象であっても、
その正体が分かってしまうと案外何てことないものも多いですよね。
世の中には深く知らないほうが楽しめるものが沢山あります。
こうした心霊現象もその1つと言えるかもしれませんね。
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