今回は久々に都市伝説ネタです。
今までアメリカの都市伝説や日本の都市伝説はいくつかご紹介しましたが、これらに劣らず都市伝説が溢れているがイギリスやフランスなど、ヨーロッパの国々です。
個別で紹介してしまうと相当長くなってしまうので、今回はヨーロッパの都市伝説の中から、人物にまつわるものを3つほどご紹介してみたいと思います。
では早速行きましょう!
カスパー・ハウザー

カスパー・ハウザーは1800年代にドイツで発見された孤児です。
この少年はなんと16歳の頃に発見され、保護されるまで地下の牢獄に監禁されていたというとんでもない経歴の持ち主です。
その経歴もあり彼は発見当時言葉を話すことができませんでした。
かろうじて筆談であれば多少コミュニケーションをとることができたため、筆談にて彼とコミュニケーションをとったところ、彼の名前と彼が手紙を持っていることが明らかになりました。
その手紙はニュルンベルク軍の大尉に宛てられたもので、そこには少年の名前と生年月日、彼の父親がかつて騎兵であったが死亡しているということ、彼のことを託すという旨の記載がされていました。
しかし大尉には何の心当たりもなかったため少年は孤児院に入れられ、そこで言葉の勉強をします。
少しずつ言葉を覚え、自らの生い立ちを話せるようになってきたカスパー少年でしたが、そんな矢先何者かに暗殺されてしまったのです。

謎に包まれた少年は結局、数々の謎を残したままこの世を去ってしまい、彼については今も詳しくは分かっておりません。
鉄仮面

鉄仮面は1669年から彼が亡くなるまで34年間もの間、フランスのバスチーユ牢獄に収容されていた囚人です。
彼について最も不可解な点は、牢屋に入れられていた間そのずっと鉄の仮面を付けていたということです。
さらに収容されている他の囚人と話すことを禁じられ、収容場所も別で用意されており、さらには逃げられないように常に足枷まではめられていました。
これだけ聞くとよほど大罪を犯した人物のように思えますが、なぜかこの囚人は常に特別な待遇を受けていたそうです。
具体的には常に高級な食事をして、身に着けるものも高級な布等であり、明らかに他の囚人よりも良い待遇を受けていたというのです。
そんな謎にあふれた男でしたが、結局彼は30年以上収容されたのちに牢獄の中で亡くなってしまい、彼の正体を知るものは今では誰もおりません。
グリーンチルドレン

グリーンチルドレンは12世紀頃にイギリスで見つかった姉弟です。
彼女らはオオカミ用の罠にかかっていたところを発見されたのですが、2人の肌はなんと緑色であり、誰も知らない言語を話し、服もその地域の物ではない不思議な形をしていたのだそうです。
罠から救い出された2人は保護されることとなったのですが、2人とも当初はソラマメ以外食べることがなかったのだそうです。

そこから少しずつ、普通の食事に慣れていき、肌の色も緑色から元に戻りつつあった彼女らでしたが、そんな矢先に弟が病にかかりそのまま亡くなってしまいました。
その後姉については完全に社会に溶け込み、自分たちが聖マーティンから来たこと、そこは全く光が当たらない場所だったことなどを話したそうですが、
詳しいことを調べたものはいませんでした。
結局彼女はその地で結婚し普通の女性として生涯を終えたため、なぜ肌が緑色だったのか2人の正体については分からずじまいとなってしまいました。
最後に

さて今回はヨーロッパに伝わる人物にまつわる都市伝説を3つほどご紹介しましたが、どうでしたでしょうか?
彼らの正体は何だったのか
カスパー・ハウザーは王家の子供
鉄仮面は貴族・あるいは王族
グリーンチルドレンは宇宙人
など様々な説があったりはしますが、いずれもあくまで噂にとどまっております。
正体も出自も、あらゆることが謎に包まれた人物、なんだかロマンがありますよね?
彼らの正体が明らかになる日は来るのでしょうか、知りたいような知りたくないような、なんだか複雑な気分ですね。
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