前回の記事テーマの陰謀論
世の中の不条理を何らかの陰謀によるものだと理由付けできる。
こうした側面があるため陰謀論は使い勝手が良く、様々な場面で登場している。
こういったお話したかと思います。
確かにコロナや政治などにおいて陰謀論が登場するケースはとても多いですよね。
そんな陰謀論ですが、実際にそれを信じている人にはどんな特徴があるのでしょうか?
今回は陰謀論を信じやすい人に見られる特徴についてのお話です。
自分に該当している特徴があれば要注意かもですよ!
それでは行きましょう。
利他的である

1つ目の特徴は
あらゆる責任を他人に求める
こういった人です。
世の中で起きている事象や自分が置かれている状況などの多くは、誰のせいでもなかったり、自分の行動の結果起きているものばかりです。
ほとんどの人はそれを理解しているため、現状を受け入れた上でできる事を探していきます。
しかし利他的な自分の責任を認める事ができないため、どこかに責任を求めます。

しかしそれを追求したとしても明確に糾弾できる相手は見つからないため、陰謀論のようなあやふやなものを信じ、それを心の拠り所にするわけです。
情報を得るツールに偏りがある

2つ目の特徴として偏った媒体からしか情報を得ていない
こういった事が挙げられます。
現代には新聞やニュース、伝聞や各種SNS、ネットなど、
様々な媒体から情報を得る機会があります。
しかしそれらにはそれぞれの短所や発信される情報の特徴があるため、1つのツールだけを情報源にしてしまうとどうしても知識に偏りが出てしまうのです。
特にSNSやネットだけを情報源にしているという方は要注意。

それらは他の媒体ほど発信に伴う責任がないため、根拠がないでたらめな情報も多数存在しています。
そうした情報ばかりに触れている人はどうしても陰謀論などを信じてしまうのです。
カルト的思考にはまりやすい

陰謀論を信じやすい人の多くは、迷信やオカルトなどを信じやすいという特徴があります。
呪いや言い伝え、幽霊や宇宙人など
目には見えない物を信じやすい人は、根拠に乏しい陰謀論であっても簡単に信じてしまう傾向があります。
そしてそういった方ほどただ信じるだけでなく、それらに過剰に反応し陰謀論に対して大規模なデモを行ったり、他人に行動を強制するなど目に余る行動をとってしまう傾向があるのです。
コロナウィルスは捏造だ

という陰謀論を信じて感染対策を怠った結果、ウィルスに感染し死亡したケースもいくつか存在しています。
陰謀論はあくまでも都市伝説なので、過剰に信じすぎることには注意が必要です。
情報を鵜呑みにする

最後の特徴として情報の真偽を問わず鵜呑みにしてしまう人が多いという特徴があります。
これは先ほど挙げたコロナウィルス捏造説の例が分かりやすいですね。
コロナウィルスは初期の段階から全世界で大きな騒動になっていましたし、
それによる死者も多数出ていました。
にもかかわらず
「コロナはただの風邪である」
「コロナは政府による捏造である」

という根拠のない陰謀論が世に出回り、
それを信じた人々がマスクを付けないことを推奨したり、便器をなめるなど異常行動をして大きな問題となりましたね。
結果としてその人達の一部はコロナに感染してしまい、コロナの危険性を身をもって証明する結果となってしまいました。
本来コロナに関する情報や危険性は病院などに問い合わせれば正しい情報を得られたはずであり、彼らは情報収集が不十分であったと言わざるを得ません。
SNSやネットの情報を鵜呑みにしてしまうようなネットリテラシー能力が低い人ほど、陰謀論のようなものを簡単に信じてしまうのです。」
最後に

さて今回は陰謀論を信じやすい人の特徴についてお話してみましたがどうでしたでしょうか?
特徴をまとめると
・利他的
・情報に偏りがある
・迷信的
・ネットリテラシーが低い
こうした人たちが陰謀論を信じやすい傾向にあります。
様々な情報が、真偽を問わず飛び交うのが昨今の情報社会ですので、正しい情報を正しく取得できるように、
なんでも納得がいくまで調べる。
こうした行動を心がけることが必要ですね。
コメント