今回は都市伝説回です。
皆さん「Momoチャレンジ」というものをご存じでしょうか?
今から2年ほど前世界的に大流行したネットミームです。
このゲームも他のネットミームと同じく大変危険なものだったのですが、従来のミームとは明らかに異質な点があったため、当時大きな話題を呼ぶこととなりました。
一体何が異質だったのか。
今回はそんなアメリカの危険すぎるミーム「Momoチャレンジ」をご紹介致します!
Momoチャレンジとは

まず初めにMomoチャレンジとは何かというご説明から致します。
Momoチャレンジは一言でいえばSNSを通じて送られてくる指示やお題を達成するというゲームの事です。
ゲームはまずSNSのメッセージで突然不気味な画像が送られてくるところから始まります。
それがこちら

一度見ただけで忘れられない強烈な画像ですよね。
この画像の化け物こそがゲームの主催者でありこのチャレンジの名前の由来でもある「Momo」です。
このMomoがSNSを通じて様々な指示を出してくるのですが、Momoチャレンジの趣旨なのですが、最初に送られてくる指示は誰でもできるような簡単なものばかりです。
もちろん無視しても構わないと思うのですが、指示の不気味さや同時に送られてくる残酷でショッキングな画像の数々が不安を煽ってきます。
その結果メッセージが送られた人はその不安感からMomoチャレンジを始めてしまうのです。

そして次第にチャレンジ内容は「屋上に行け」「屋上の柵の上に登れ」などエスカレートしていき、
最終的に
「そこから飛び降りろ」「車道に飛び込め」
など自殺を示唆する内容へと変貌するのです。
チャレンジが直接的に自殺を仄めかす内容であること、これが他のネットミームに比べてMomoチャレンジが明らかに異質である点です。
Momoとは何者なのか

参加者を自殺させようとする恐怖のMomoチャレンジ。
これを画策し実行していたのは何者だったのか。
その正体については現在も分かっていません。
しかし最初に送られてくるMomoの画像についてはその詳細が明らかになっています。
この画像の正体は日本の特殊制作を手掛けるデザイナー相蘇敬介氏が作り出した
姑獲鳥(うぶめ)

という作品の画像を無断使用したものでした。
「インパクトのある怖い作品」を目指して作成されたという経緯もあり、見た人に忘れられない印象を残すこの姑獲鳥がmomoチャレンジの異質性を表す上で有効であると考えた実行犯によって、画像が使われるにいたったのでしょう。
しかし結果としてこの作品の名前が姑獲鳥よりも「Momo」として有名になってしまったことは作者としては複雑な心境でしょうね。
なぜMomoチャレンジは流行したのか

このように異様さしかないMomoチャレンジ。
なぜ世界的に流行するに至ったのでしょうか?
そこには2つの理由があると考えられます。
1つは前述の通り不気味な画像や言葉で不安を煽ったことで、
従わなくてはいけないという雰囲気にさせたこと。
従わなくては恐ろしいことが起きるかもしれない、そういった強迫観念のようなものが生まれたため、多くの人がこのチャレンジに参加したということですね。
そしてもう1つの理由は人間の心理を巧みに利用したため。

その心理とは人間は簡単な依頼を一度こなすと難しい依頼でもこなしたくなるというものです。
もしこのチャレンジがいきなり自殺を仄めかすような内容のものだったなら、全く流行ることはなかったでしょう。
それこそよくある不幸の手紙レベルで終わったはずです。
しかしMomoチャレンジは誰でもできるような簡単な命令から始まり、段階を踏んで挑戦者を自殺へと導きました。
この段階を踏むという行為によって、挑戦者が危険なことをしているという自覚を薄れさせたのです。
強迫観念と段階を踏ませる
この2つのカラクリによりMomoチャレンジは死を招く危険なゲームに変貌したわけですね。
最後に

さて今回はMomoチャレンジについてお話してみましたがどうでしたでしょうか?
SNSのただのメッセージが人を死に至らしめる。
そんな馬鹿なことあるはずないと思うかもしれませんが、人を洗脳すること自体は意外と簡単なものなので、
もし当事者になったら皆さんも無事では済まないかもしれません。
くれぐれも危険なことには首を突っ込まないように注意してくださいね!
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