さて前回の記事では
「誰からも嫌われずに生きることは可能なのか」
これについてお話しましたね。
結論それは不可能であり、むしろ人に嫌われる覚悟を持つことも時に必要だとお伝えしました。
今回は嫌われる覚悟を持つことがなぜ必要なのか、嫌われることの意外なメリットについてお話致します。
周りに気を使いすぎて日々の生活に疲れている方は必見です!
相性の悪い相手と距離を取れる

まず一番大きなメリットとして挙げられるのが、
好きになれない相手や、どうしても相性が悪い相手と距離を置けることです。
前回もお話しましたがアドラー心理学によれば、
どんな生き方をしていても、10人に1人程度は自分を嫌う相手が出てきてしまうものです。
そういった人とは感性が合わないことも多いので、こちらが好かれようと努力したところで関係が改善する可能性は少ないでしょう。

逆に言えば自分自身も10人に1人くらいは好きになれない相手がいるもので、そういった人と無理に仲良くなろうとするのも疲れてしまいます。
これらの方はそもそも自分と価値観や感性が違うのですから、無理に関係を築こうとするよりは、
「嫌いなままでいいし、嫌われたままでいい」
そう割り切ってしまったほうが適切な距離を保てて、実はお互いのためになるのです。
人によって適切な距離の付き合いをするために、人から嫌われても構わない。
そういう割り切りが必要なわけですね。
好きな相手との交流が増える

2つ目のメリットは1つ目のメリットの副産物とも呼べるもので、
人から嫌われることで、本当に自分と相性がいい人間が分かるようになる
というものです。
人から嫌われば、自分を嫌いな人々はあなたと距離を取るようになるはず。
逆に言えばそれでもあなたと交流を続けてくれる人は、
あなたの生き方を認めてくれる人であったり、あなたを好きでいてくれる人です。

そういった方との交流は心穏やかなもので、あなたにとって良い影響を与えるものも多いでしょう。
誰とでも仲良くしようとすると付き合いが増え、こういった本当に相性が良い相手が見えにくくなりますが、
嫌われてしまうことで、それらの人がクリアに見えてきます。
自分自身の理解が深まる

普段我々は社会に適応するため、自分の感情を押し殺し周りに合わせながら生活しています。
これは社会生活を送る上で必要不可欠なスキルですが、そればかりになると自分の本心や本来の性格といったものを忘れてしまい、次第に自分を見失ってしまいます。
しかしあなたがもし嫌われる覚悟を持って、ありのままの自分を出していけるようになれば、
本来のあなた自身の性格を少しずつ思い出せるはず。

これは批判を受ける生き方かもしれませんが、自分らしくいることは、余計な抑圧を受けず、ストレスなく生きられるという大きなメリットもありますよ。
思ったよりも普通に生きられる

最後はメリットと言っていいのか微妙ですが、
嫌われる覚悟を持って生きていくと気がつく事です。それは
思ったより普通に生活できるということ。
嫌われる覚悟を持って好きに生きる
これだけ聞くと、常に批判にさらされながら、周りに味方がいない孤独な人生を歩むように聞こえるかもしれませんが、
実際はそんなことにはなりません。

なぜなら我々はこれまで生きてきた過程で、人間社会で生きるための社会性を身に着けているから。
要するにこれまで周りに合わせて苦労してきた人なら、絶対にやってはいけないことの線引きができるということです。
辟易しながらも周りに合わせて生き続けた皆さんだからこそ、この辺りの調整によって上手に自分らしさを出して生きいける、というわけです。
最後に

さて今回は嫌われる勇気を持つメリットについてお話ししましたがどうでしたか?
嫌われることは怖いかもしれませんが、メリットもしっかりと存在します。
周りに流されず自分らしく生きるために、皆さんも嫌われる勇気を身に着けてみてはいかがでしょうか?
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