今回は誰からも嫌われずに生きることは可能なのか。
こちらについて考えてみたいと思います。
・人付き合いに疲れている
・誰かから嫌われるのが怖い
こんな人は要チェック、それでは早速行きましょう。
日本人は同調意識が強く、人から嫌われることや周囲と違う行動を取ることを極度に恐れる民族だと言われています。

これは我々の深層意識に根深く刷り込まれていますね。その証拠に
嫌われもの
こう聞いて皆さんどんなことを思いますか?
・自分勝手でわがままな人
・周りに適応できないはぐれもの
こんな具合に多くの人がネガティブな意見を持っているはずです。
このように我々は誰かに嫌われることをとても悪いことだと感じており、
人に嫌われないよういつも周囲に気を配りながら、ある種怯えながら毎日を過ごしています。
人に嫌われない生き方

それでは人に嫌われない生き方とはどんなものなのでしょうか。
上記で挙げた
自分勝手や周囲に合わせられないといった行動を取らなければ嫌われずに生きられるのか。
もちろんそれだけでは無理ですよね。
では逆に人に好かれるために上記と真逆の
・相手のことばかり考える
・常に周囲に合わせる
こういった行動を取れば好かれるでしょうか。

残念ながらそれも難しいでしょう。
こういった人は
自分を持っていない面白みのない人間だと思われてしまいますからね。
人間1人1人性格が違う以上、その誰からも嫌われないということは不可能なことなのです。
10人に1人からは嫌われる

そして実際問題、今のあなたを快く思っていない人は想像以上に多いはず。
かの心理学者アルフレッド・アドラーはこんな言葉を残しています。
10人いたら、1人は自分の事を嫌っていて、2人は自分の事を好いていて、残りの7人はどちらでもない人だ
アルフレッド・アドラー
つまりどんなに気を使って生きていても1割の人からは嫌われてしまうわけです。
まぁ10人に1人が自分を嫌っているだけならまだ仕方ないと割り切れるかもしれませんが、
この数字、実はとても深刻なのです。
無関心の怖さ

10人のうち、2人に好かれ1人に嫌われ、7人からはどうも思われない。
この状態がどうして深刻だと言えるのか。
その理由は全体の7割が自分に無関心であるという点です。
自分に関心がないということは、この7人はあなたがどんな状況に陥っても、あなたに手を差し伸べてくれることはありません。
いえ、そもそもあなたがどんな状況にいようが気が付かないといった方が正しいですね。

好きな人はもちろん、あなたを嫌っている人でさえ、
その感情を抱く程度にはあなたに関心があるということであり、状況次第ではあなたの味方になってくれる可能性もあるかもしれません。
しかしあなたに無関心な大多数は関心がないため、決してあなたの助けになることはないのです。
かのマザーテレサも
好きの反対は無関心と言っていますが、
この言葉通り無関心な大多数が実はあなたにとって一番のマイナス要因となるのです。
人は嫌われずに生きられるのか?

本記事の結論として、誰からも嫌われずに生きることはまず不可能だと言えます。
これは1人1人性格も価値観も違うのだから仕方ないと割り切るしかありません。
むしろあなたを嫌っている人はあなたに興味があるということですから、そこをプラスに思うべきです。
無関心でいられるよりは嫌われた方がまし、
こう思えば日頃の生活が少し楽になるかもしれませんよ。

そして人に嫌われることは悪いことばかりではありません。
実はたくさんのメリットもあるため、時には嫌われることも必要なのです。
嫌われることのメリットとはどんなものなのか。
それについては次の記事でご紹介しますね。
嫌われることに興味が湧いた人はぜひ次の記事も読んでみて下さい!
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