「宇宙、それは最後のフロンティア」
宇宙関連のお話の度に言っている気がしますが、スタートレックのナレーションです。
まだまだ多くの謎に包まれているということもあり、世界中で宇宙に関する研究は日々続いています。
夢の宇宙旅行に行ける日が近づいているのかもしれませんね。
しかしその一方で、最近研究では私達のロマンを粉々に打ち砕く、宇宙に関する怖すぎるお話もいくつか分かってきています。
宇宙は本当に我々が憧れるフロンティアなのか…
今回はそんな宇宙に関する怖い話を4つご紹介致します!
スーパーフレア

太陽フレア
というものをご存知でしょうか?
太陽フレアは太陽の表面で起きている爆発のことであり、爆発した際に太陽から炎が吹き上がっているように見えることからこのような名前が付きました。
太陽フレアが発生すると、100万度に近い炎が太陽から吹き出すこととなり、その際に発生したX線は地球にも到達します。
その際地球で通信障害などを引き起こすこともあり、太陽フレアは地球にとっても無関係なものではありません。
そんな中で今回紹介するスーパーフレアは太陽フレアの中でも特に強力なものを指す言葉であり、地球に絶大な被害をもたらすと考えられています。
通常の太陽フレアがもたらす通信障害はごく一部のエリアだけで起きるものですが、スーパーフレアの場合は計り知れない範囲、最悪の場合世界全域に長時間の通信障害をもたらす可能性があります。
通信が途絶えるということは、公共交通機関、世界経済、物資の輸出入など
ありとあるものが停止するということを意味しており、世界に及ぼす影響は数十億ドルに及ぶだろうと予想されています。
火星移住計画の現実

もしも地球に住めなくなったら人類は火星に移住するだろう。
少し前のSFでは良くこういったことが言われていました。
地球の環境に比較的近い火星ならば人類が住むことも可能なのではないかと考えられており、火星に人間を送り込むことはNASAなどの宇宙機関も積極的に計画している事ではあります。
しかし、この理想を打ち砕くような恐ろしい研究結果が2015年に発表されました。
それは
火星近くの粒子は脳を破壊する恐れがある
ということです。

人間が宇宙に適応できるか調べる一環で、2015年にマウスに宇宙に存在する粒子の光線に近い光線を長時間あてるという実験が行われました。
その実験の結果マウスの知能は著しく低下し、認知症のような症状が見られることが明らかになったのです。
これが意味することはすなわち、現状では人間は火星に適応できないということです。
火星移住はまだまだ遠い夢のようですね。
木星の声

宇宙真空状態にあるため、完全なる静寂に包まれています。
強いて言うなら重力波が若干音として聞こえる程度。
そのため科学者たちは時として、宇宙に存在する電波なプラズマ波、磁場といった人が聞き取ることが出来ない信号を、音声データに変換するということをしています。
宇宙の様子を聴覚化させる
なんだかとてもロマンチックに聞こえますが実際に聞こえるのはほとんどが不気味だったり不快だったりする音声ばかり、
今回紹介する木星の声もNASAの木星探査機ジュノーが探知した音声を記録したもの。
早速お聞きください。
どうでしょうかただの信号の音声化ではありますが、それでも宇宙がいかに人間の理解を超えた場所かがわかるかと思います。
とても我々を歓迎している音には聞こえませんもんね。
浮遊惑星

最後にご紹介するのは浮遊惑星
言葉通りの意味なので想像できる方も多いと思いますが、これは
特定の周回軌道を持たず宇宙空間を漂っている惑星の事です。
恒星など、周回する対象を持たない迷子の惑星
というと聞こえはいいかもしれませんが、実は非常に危険な惑星なのです。
なぜ危険かといえば、これらの惑星は元々どこかの周回軌道上にあった惑星が弾かれて浮遊を始めたということ。
他の惑星に弾き飛ばされて宇宙を彷徨っているだけなので、道計算が難しく、
他の惑星と衝突などを引き起こす可能性があるのです。
そしてもう一つ危険な点が
自分も同じことをする可能性がある
ということ。

つまり他の惑星を弾き飛ばしてどこかの周回軌道に入ろうとする可能性があるということです。
惑星は本質的にどこかの恒星などの軌道に入ることで安定するため、恒星の軌道に入るために他の惑星を弾き飛ばす可能性は十分に考えられます。
もしその対象が地球だったら…
一瞬で人類滅亡の未来がやってきますね。
最後に

さて今回は宇宙の怖い話をご紹介してみましたがどうでしたでしょうか?
多くの人が憧れる宇宙ですが、未知の領域ということもありまだまだ危険や恐ろしいことでいっぱいですね。
人類が宇宙さえも意のままにできる日はいつか来るのでしょうか?
楽しみではありますが、何か危険なことが起きそうで恐ろしくもありますね。
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