今回は会社員ならだれでも考えるであろう、出世についてです!
会社員として一つの会社に勤める以上、そこで成果を出し役職に就くというのが一つの目標になりますよね。
そのため会社に所属するなら誰もが目指さなくてはいけないはずなのですが、近年は出世をしたくないと考える人が徐々に増えてきているようなのです。
いったいなぜ出世を目指したくない人が増えているのでしょうか?

今回は出世を目指したくない人が増えているという点に着目しながら、
出世のメリットやデメリットを見ていきたいと思います。
会社員の方はよかったら一度読んでみてくださいね!
出世をしたくない人の増加

さて本題に入っていくにあたってまず初めに、
出世をしたくない人が増えているというのはどういう状況なのかを見ていきましょう。
これについては実際に見たほうが早いと思いますので、こちらをご覧ください。
これは2019年に行われた出世に関する意欲調査のアンケート結果です。
この結果によればそもそも出世に興味がない人だけでも全体の23%もおり、
出世しても専門職どまり、という人も合わせると実に40%にも及びます。
これほど出世をしたくない人が増えている理由は、
出世に対してメリット以上にデメリットを感じている人が多いからでしょう。
では具体的に出世にはどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか?
それぞれ見ていきましょう。
メリット①給料が増える

出世の大きなメリットの一つとして挙げられるのはやはり、
給料が上がるということではないでしょうか?
会社に入って働く一番の意義は賃金を得るためであり、
その意味において昇給というのは何より重要な意味を持ちます。
お金がもらえないのであれば自分の大切な時間を削ってまで労働したくないという人も多いのではないでしょうか?
逆に言えばお金というのが会社からの何よりの評価であり、
誠意を込めて会社に尽くし、成果を上げたことが認められ昇格、
結果として昇給に繋がるというのは会社員冥利に尽きるようにも思えますよね。
メリット②社内の地位が向上する

次のメリットは人によって感じ方が異なるかもしれませんが、
出世によって会社での自分の立ち位置が向上するというメリットです。
ほとんどの人は会社に入るとまず平社員となり、下っ端として言われた業務をこなすところから始まると思います。
その中で努力を続けていくことで、はじめて上司や周囲からの評価を獲得することができ、
やっとの思いで出世することができますよね。
こうして選ばれた人だけが出世の道を歩むことができるわけですから、当然出世をすればするほど会社からの信頼度や社内での立ち位置が向上し、発言権等が向上していくのです。
デメリット①仕事量が増える

さて続いてデメリットも見ていきましょう。
まずデメリットとして挙げられるのは、圧倒的に仕事量が増えることです。
出世の度合いにもよりますが、基本的に
出世した人=仕事ができる人
であるとみられる傾向があり、会社で何か仕事が生じた際にはまず自分にあてがわれるという可能性が高まります。
中間管理職ともなれば残業や休日出勤に関するルールも緩まるため、
合法的に酷使できるようになり、尋常ではない仕事が舞い込んでくることもあり得ない話ではないのです。
仕事自体が嫌いだという人にとっては出世による業務量の増大は苦痛でしかないかもしれません。
デメリット②責任が増える

もう一つ大きなデメリットは責任が重くなるということですね。
平社員のうちは多少の責任を取らされることはあっても、
たいていのことは自分の上司が責任を持ってくれるため、失敗などをそこまで恐れる必要はありません。
しかしこれが出世し自分が上司の立場になったとしたらどうでしょう?
自分の仕事に責任を持つことはもちろん、部下が行っている数多くの仕事の責任まで自分が持たなければならず、心が休まる暇もなくなるかもしれません。
これがある程度割り切って考えられる人なら良いですが、もともと責任感が強い人やストレスを感じやすい人などは、これにより精神的な疲労度やストレスが増大することは間違いないでしょう。
いくら給料が増えてもこんなストレスを抱えるなら出世などしたくない、と考えている人も多く結果として近年の出世欲の減少に繋がっているのです。
最後に

さて今回は出世をすることのメリット・デメリットについてお話しましたが、どうでしたか?
今回は大きなものを挙げてみましたが、これ以外にも人によってさまざまに感じるメリットやデメリットがあると思います。
これは個人の感性ですのでどのようなスタンスも間違いではないはずです。
しかし残念なことに出世をしないという決断には一つ大きな落とし穴があるのです。
その落とし穴とはいったいなんなのか・・・
次の記事でご紹介いたしますね!
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