再びコロナ拡大の波が広がり不穏な幕開けとなっている2022年。
今年は一体どんな年になるのでしょうか。
今回の記事では世界中のビジネスパーソン必見の雑誌エコノミストが発表している
2022年の10大トピックをご紹介致します。
これを紐解くことで2022年の世界動向が見えてくるかもしれません。
それでは早速行きましょう!
民主主義vs.独裁主義

これは言ってしまえばアメリカ対中国の覇権争いの加速です。
アメリカ、中国それぞれにおいて対象的な政治体制が展開され、
貿易、技術規制、予防接種、宇宙開発といったあらゆる分野で民主主義と独裁主義国家が争っていくことになります。
パンデミックからエンデミックへ

エンデミックは「風土病」という意味なので、大流行から風土病への転換するということを表します。
これは先進国のワクチンを接種した人々にとってコロナの脅威度が下がっていく一方で、発展途上国では依然として大きな脅威であり、さらに貧富の差を押し広げる深刻な風土病の一つになっていくことを示しています。
インフレのリスク

中国に対しての輸入規制によって供給が滞る品が数多くあり、品薄による急激なインフレを引き起こす可能性があります。
また急激な世界経済の復旧に追いついていないことが起因するエネルギー不足により、エネルギーの物価上昇が加速すると考えられています。
仕事の未来

テレワークが完全に定着し、将来的にはより多くの人が自宅で仕事をする日が増えるだろうと見込まれています。
これはコロナ終息後も続くと見られており、新しい働き方の形として世界で受け入れられていきます。
新たな技術革新

テクノロジーに関しても民主主義と共産主義ではっきりと方向性が別れていきます。
欧米ではテクノロジー企業への規制がもたらす影響を懸念しており、極力こうした産業への規制はしないように舵を切っています。
一方で中国はこれらの企業への取り締まりを日々強化しており、これらの技術を掌握することで政治的優位性を保とうとする方針で動いています。
暗号社会の成長

金融でも大きな動きが見込まれます。
暗号通貨・ブロックチェーン・DeFiなどの取り組みが活性化し、これらの企業がテクノロジー企業、中央銀行と激しく争っていくと見られています。
気候変動

自然破壊の影響で山火事や熱波、洪水などの災害が頻発していますが、それに歯止めをかけるための気候変動への取り組みに関しては、今後も停滞が続く見込みです。
特に一番重要視されている脱炭素の取り組みに最も重要な、欧米諸国と中国が対立関係にあり足並みが揃わないため、問題解決が遠のいています。
旅行の衰退

テレワークの定着によって、出張などビジネス旅行が半減することが予想されています。
先程の環境問題から考えると地球には良い影響を与えるものの。
飛行機などでビジネスクラスの利用が減少していくと、それらの利用によって成り立っていた今までの航空料金システムが大きな変更を余儀なくされます。
宇宙開発競争

直近では前澤氏宇宙旅行が話題になりましたが、2022年は宇宙旅行の動きが活発化し、多くの人が宇宙旅行を楽しむこととなりそうです。
そういった、動きに合わせて中国が特に宇宙ビジネスに力を入れ、新しい宇宙ステーションを完成させるなど、世界にアピールしていくことになるでしょう。
政治スポーツ要素

ボイコットも囁かれている、今年北京で開催される冬季オリンピックや、カタールで開催されるサッカーワールドカップなどのスポーツイベントは非常に政治色の強いものになる見込みです。
本来世界を1つにするために行われるスポーツの世界イベントが資本主義と独裁主義の対立構造を明確化させるために政治利用される、皮肉な年になりそうです。
最後に

さて今回ご紹介した2022年の10大トピックはいかがでしたか?
これらが全て予想通り進むとは限りませんが、これらのトピックを頭に入れておくだけでも世界の流れを読む上で手助けになることでしょう。
今年の年末にこれらのトピックの振り返りをしようかと思いますので、良かったらその時まで覚えておいてくださいね!
コメント