前回の記事では日本三大奇祭についてご紹介しましたね。
意外と聞いたことが多いお祭りが多くて驚いたのではないでしょうか。
これらは当時奇祭と呼ばれていましたが、今では受け入れられ、一般化したものが多いので、比較的知名度が高いものが多いのです。
ただしそれはあくまでも日本の中での話。
海外の方からすればこれらのお祭りは充分奇祭に見えることでしょう。
そしてそれは逆も然り。
日本人からすれば、海外で奇祭と呼ばれるようなものは、我々の想像を遥かに超える不思議なものばかりだったりします。
今回はそんな海外の奇祭をご紹介致します!
お祭り好きや旅行好きの方はぜひ最後まで読んでみてください!
教会対教会ロケット花火戦争

ギリシャのヒオス島にある2つの協会で行われるのがこの教会対教会ロケット花火戦争、通称ロケット花火祭りです。
名前が不穏ですが、これはイースターのお祝いとして由緒ある2つの協会が行っている伝統的なお祭りです。
教会が行っていると聞くと少し厳格なお祭りなのかと思われるかもしれませんが、
内容はこの祭りの名称通り2つの協会がお互いの敷地に向けてロケット花火を発射し合うというまさに戦争です。

一応どちらが盛大にイースターを祝えるのかを競うという目的があるそうですが、とてもイースターをお祝いしているようには見えない光景ですよね。
消費されるロケット花火は一晩で60000万発以上。
危険極まりない花火大会といったところですね。
トマティーナ

おそらくご存知の方も多い世界有数の奇祭といえばトマティーナ。
日本ではスペイントマト祭りという名前でも知られていますね。
開催場所はスペインのブニョールという人口1万人程度の小さな街です。
しかし毎年8月のトマティーナが開催される日になるとこの小さな街に
人口の4倍以上もの人が集まるというから、このお祭りがいかに人気か分かりますね。
お祭りの内容はもちろんトマト投げですが、
実はトマト投げに至るまでにいくつかの段階があるのです。

まず前夜祭として街の汚しては行けない部分をブルーシートで多い、準備を整えます。
そして当日はまず石鹸が塗りたくられた棒の上に取り付けられた生ハムを奪い合う「パロ・ハボン」という行事が行われ、その後初めてトマティーナが開催となるのです。
実際にトマトを投げ合うのは1時間だけですが、その間はまさに皆さんがテレビで見る通りの光景が繰り広げられます。
参加者たちの多くはトマトで汚れてもいいように水着を着て参加するという徹底ぶり。
最初から最後まで理解が追いつかない、まさに奇祭と呼ぶにふさわしいお祭りですね。
聖フェリセス・デ・ビリビオの巡礼祭

スペインからもう1つ奇祭をご紹介致します。
それが聖フェリセス・デ・ビリビオの巡礼祭、名前だけ聞くと非常に荘厳な雰囲気が漂っていますね。
しかし内容はこの雰囲気とは打って変わって、
大量のワインをかけ合うという豪快なお祭りです。

トマティーナといいこの巡礼祭といい、スペインの方は食べ物を掛け合うのが大好きなんですね…笑
そんなフードファイトが大好きなスペインですから、このワインバトルにかける情熱も相当なもの。
ワインのボトルを掛け合うのはもちろん、水鉄砲やシャワーホースなどありとあらゆる手段でワインの掛け合いをするのです。
街中が紫色に染まる様はさながらリアルスプラトゥーンといったところ。
このお祭りは毎年6月29日に開催されますので、リアルなスプラトゥーンを体験してみたい方はぜひいつかスペインに行ってみてください!
ファスナハト

最後は世界で最も怖い祭りとして名高いスイスのファスナハト
ファスナハトは日本では謝肉祭という言葉で知られていますが、キリスト教徒には40日間肉を食べるのを禁止される期間があり、それが始まる前の3日間盛大を盛大に祝うためのお祭りです。
そのため72時間ぶっ通しでファスナハトは開催されるのですが、スタートの時間はなんと早朝の4時!
とんでもない時間から始まります。
そして何が起こるかと言えば、
不気味な仮装をした民衆達が半音ズレ笛を響かせながら街を練り歩く
という異様としか思えない光景が広がるので、初めて見た人は言葉を失うことでしょう。

しかしあくまでもこれはパレードなので、慣れてくればきっと楽しめるはず。
パレードに登場する山車からは大量のお菓子が撒かれるので、これを見るだけでも一見の価値がありますよ。
ただし街で販売されているブラゲッデと呼ばれるバッジを付けずに参加すると、お菓子を頭からぶっかけられたり、住人達にいたずらされたりしますので、参加前には必ずバッジを購入しておきましょう。
最後に

さて今回は世界の奇祭をご紹介してみましたがどうでしたか?
さすがは世界規模にもなると想像を絶するお祭りがいくつもありましたね。
皆さんの興味を引くものはありましたか?
もしこれ!というものを見つけた方はぜひいつか参加してみてくださいね。
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