本日日本経済新聞の記事でも出ていましたが、若者がワクチン接種に積極的でない現状が問題視されています。
その背景には
・ワクチンを打つと子供が産めなくなる
・ワクチンには全く効果がない
などと言ったフェイクニュースの存在があるようです。

今回は世間に溢れているワクチンデマ情報の中から、特に大きく騒がれている噂を4つほどご紹介致します。
もしこれらの情報によってワクチン接種を悩んでいるという方は、判断の1つの参考にして頂けますと幸いです。
マイクロチップを埋め込まれる

ワクチンが世に出始めた時期に真っ先に噂になったのはワクチンの中にはマイクロチップが組み込まれており、これによって我々の行動全てが監視されるようになる、という説。
ワクチンを打った人達がマイクロチップを埋め込まれた証拠として腕にマグネットがくっつく様子を見せる動画なども拡散され、大きな騒ぎとなりました。
しかしこの説は全くのデタラメ。
しかも非常に悪質なフェイクニュースであることがわかっています。
というのも、この噂の出どころを探るとごく数名の現役医師などから発せられたものであることがわかるのですが、
彼らのほとんどはこの説に関する講演会や、
ワクチンに有効と謳われるグッズで多額の利益を得ているのです。

彼らはウィルス騒ぎに便乗してお金を稼ぐためにこれらの噂を拡散しているに過ぎなかったのです。
これはちょっと笑えませんよね…。
不妊効果がある

新聞にも大きく取り上げられ世間を騒がせているのが、
ワクチンを打つと子供が産めなくなる
という説です。
ワクチンの副作用によって流産する人や妊娠ができなくなる人が急増しているというこの説ですが、政府によって公式に否定されています。

ワクチンを摂取したことで妊娠ができなくなるという科学的根拠は存在しません。
加えてワクチンを打った妊婦が流産してしまった割合も増加したという事実はありません。
この噂は全くのデマであるにも関わらず、SNSなどのツールを生じて急速に拡散された結果、あたかもこれらが真実であるかのように語られているのです。
ほとんど効き目がない

ワクチンは副作用の割にほとんど効き目がない。
この話も耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか?
ワクチンを打った後でもコロナにかかる
変異種に対してワクチンが対応出来ない
こういった部分も確かにあり、ワクチンを打ったからと言って絶対に安心とは言い切れないのは事実です。
しかしワクチンによる抗体があるのとないのとでは精神的にも肉体的にも余裕が生まれることは間違いないでしょう。

打ってもかかる可能性がある=効果がない
というわけではないのでそこは正しく理解したいですね。
自閉症になる

最後はコロナワクチンを打つと自閉症になる可能性があるという噂ですが、これも完全なデマです。
この噂の出どころは恐らく2019年に生じた
MMRワクチンに関する騒動でしょう。
MMRワクチンとは麻疹、おたふく風邪、風疹全てに効果を示す混合ワクチンなのですが、こちらもワクチン否定派の人々により、自閉症を誘発するという噂を流された過去があるのです。
もちろん完全なデマだったのですが、この一件を覚えていた人々がコロナワクチンにも同じような弊害があるのでは、と危惧した結果このような噂が広まったのでしょう。
情報とどう向き合うか

今回はコロナワクチンに関する4つの誤情報をご紹介してみましたが、どうでしたか?
これらの副作用は一件恐ろしく見えますが、元となった情報を辿ってみると、一部の人が根拠もなく唱えていたり、こうしたゴシップネタでお金を稼ぐために、声を大きくしているだけであるケースが非常に多いのです。
ワクチンを打つべきか打たないべきか、というのは当人にしか判断できませんし、どちらがいいと論じるつもりは毛頭ありませんが、誤った情報に流されて痛い目を見ないように、ぜひ情報を正しく捉えて頂ければと思います。
もちろんこのブログの情報も鵜呑みにしてはダメですよ!!
コメント