コマーシャル、通称CM。
企業の商品やサービス等を宣伝したい際に作成される動画広告のことを指す言葉ですね。テレビ番組やYouTubeの間で流れる広告という印象が強いでしょうか。
そういった広告媒体の一つであるがゆえにCMはいかにしてそれを見た人に強い印象を残すかが重要になってきます。
そのためにこれまで数々のユニークなCMや、目を見張るような驚きのCMが公開されてきましたが、中にはショッキングなものや多くの批判を買ってしまうような内容であるがゆえに放送禁止になってしまったものがあります。
今回はそんな放送禁止になってしまった衝撃的な日本のCMを5つほど紹介してみたいと思います。
マーケティングを学んでいる方や学びたい方はこのCM達から顧客の反応を学んで同じ失敗をしないようにしましょう!
雪道は怖い
最初に紹介するのはタイヤメーカーのCMです。
冬の雪道の怖さを伝え、冬用タイヤへの履き替えを推奨するために作られたこのCMですが、怖さを伝えるベクトルが全く別の方向に向いており、違う意味で怖すぎるCMになってしまったため、視聴者からのクレームが相次ぎ放送禁止になってしまいました。
一体どのあたりが怖いのか、ぜひ一度視聴してみてください!
チャイルドマザー・チャイルドファザー
衝撃的なCMを数多く手がけてきたことでおなじみのACジャパンが発表したこのCM。
子供を産んだのはいいものの育てる能力や決意がなかったがゆえに子供を放置してしまったり、置き去りにしてしまったり、最悪の場合は殺してしまうこともあるという、子育てができない親に向けた注意喚起のCMです。
BGMはなくただ赤ちゃんの泣き声だけが聞こえる暗い部屋に、おしゃぶりを加えた無表情の母親、父親が座っているという一度見たら忘れられない衝撃的な内容であり、メッセージ性も強く印象的なCMではあるのですが、「怖すぎる」という批判から放送禁止になってしまったようです。
タンスにゴン 死んだふり編
続いては知っている方も多い商品「タンスにゴン」のCMです。
こちらは怖いものではないのでどなたでも閲覧していただけますが、クレームをもらうのも無理はないなと分かる作品かと思います。
解説を入れておくと、タンスにゴンを買ってくるように頼まれた老人が死んだふりをしてやり過ごそうとするという内容で「老人に死んだふりをさせるなど不謹慎極まりない」としてクレームが相次ぎ、死んだふりではなく、寝たふりに差し替えられることとなりました。
政府広報 『覚醒剤防止キャンペーン 母と子』
こちらは覚せい剤に手を出す若者への注意喚起を目的に政府から発表されたCMです。
内容は母親その子供と思しき二人が写っているのですが、母親は机に突っ伏しており、子供はずっと泣き叫んでいる。
母親がおもむろに起き上がると注射器を手に取り、自分の腕にして注射するとそのまま消えてしまい、残された子供はさらに悲痛な声で泣き叫んで終わるという救いのないCMです。
放送直後から「怖すぎる」、「子供の泣き声がリアルすぎて辛い」といったクレームが殺到し、公的なCMであるものの放送禁止となってしまいました。
サイレン
最後は最強のトラウマCMとして名高いホラーゲーム「サイレン」のCMです。
発売に伴い母親と父親に家に入れてくれるように頼む少女、姉を探す妹の2パターンとゲーム全体の紹介となる長編CMなどいくつかのパターンが公開されましたが、そのどれもがあまりにも怖く、クレームが殺到してしまったためすぐに放送禁止となってしまいました。
またゲームという特性上、放送されるのがアニメ番組の放映時など子供たちが視聴する可能性が高いタイミングに集中していたこともあり、当時の子供に多大なるトラウマを植え付けた伝説のCMとなりました。
最後に

今回は日本で放送された放送禁止CMを5作品ほど紹介してみましたがどうでしたでしょうか?
CMのようなマーケティングにおいて重要なのは消費者の目に留まり、購買意欲を煽ることであるため、インパクトのある演出や表現は非常に重要ですが、やり過ぎてしまうと逆に消費者のひんしゅくを買ってしまうこともあるので注意が必要ですね。
何事にも程度が重要、ビジネスやマーケティング、日常生活においても言えることですね。
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