皆さん詐欺の被害にあったことはありますか?
この記事を見ている方は若い方が多いので、大きな詐欺にあったことがある方は少ないかもしれません。
しかし居酒屋の客引きや、ちょっとしたキャッチセールスなどに騙されてしまったという方はいるのではないでしょうか?
私自身も2度ほど居酒屋のキャッチに引っかかってしまったことがありますが、実際に詐欺にあうまではまさか騙されているとは思っていませんでした。
にもかかわらずなぜ被害にあってしまったのか。
私が無知だったこともありますが、詐欺師が使う心理テクニックが巧妙だったこともあるでしょう。
今回はそんな詐欺師が使う心理テクニックを4つほど紹介したいと思います。
これを見れば日常生活はもちろん、ビジネスを進めるうえで詐欺に遭う可能性を減らすことができるはずです。
ぜひ最後まで読んでみてください!
お返しをしなくてはいけない心理

返報性の理論と言われるこの心理。
簡単に言うと「何かをしてもらうと何かを返さなければいけない。」
そう思ってしまう心理の事です。
アパレルショップなどで親切に商品案内をしてくれる店員や、スーパーの試食などはこの心理を利用した接客テクニックです。
相手に親切に接することで、何も買わずには帰れない状況を作り出す。
これは詐欺師もよく応用する手であり、最初に相談に乗り熱心に話を聞くことで親切を押し付け、断りづらくしたところで高額商品を売りつけるという訳ですね。
人は地位や権力を妄信してしまうという権利

「何を言ったかではなく誰が言ったかが重要である」
という言葉があるように人は同じ発言でも、それを言った人によって受ける印象が変わるという特性があります。
それを利用した詐欺の手口としては、最初にキャッチ役の人間が顧客を捕まえる。
キャッチ役がその道の権威であるという人物を顧客に紹介する。
その権威役の人物が顧客に商材を売りつける、という流れです。
キャッチ役がその権威役を持ち上げたうえで、顧客に紹介することで顧客はその権威役の言葉を疑いなく信じてしまうという訳ですね。
希少なもの=価値あるものだと信じてしまう

こちらはオンラインサロンへの勧誘などで使われる手口ですね。
「絶対に儲かる手段だからごく少数にしか教えることができない。そのため入会できる人物かどうかを最初に見極めている」
などと言って顧客に「自分は特別だからこの価値あるサロンに入ることができるのだ」と思わせて入会を促す。
簡単ですが巧妙な手口です。
サンクコスト効果

人は時間やお金をかければかけるほど、それに対して価値を見出そうとする。
この際実際に価値があるかは重要ではありません。
ギャンブルで負けてもなかなかやめることができなかったり、これ以上続けても無駄だと思ったことでもすっぱりと止めることが出来ないのはこの心理が働いています。
人は時間やお金を無駄にしたくないと思うので、自分がやっていることが価値あることだと思うためにも、むきになってしまうことがあります。
これを利用した詐欺としては最初に安い物を買わせて、引き返せなくなったタイミングでより高い商品を買わせるなどがあり、ネットビジネスにおいても多用されている手口となっています。
最後に

さて今回は詐欺師が使う手口を4つほど紹介してみましたがどうでしたでしょうか?
詐欺も見方によっては立派なビジネスであるという人もいますが、同じビジネスならやはり人に迷惑をかけずにきっちりとした商品サービスの提供によって感謝とお金を受け取りたいものです。
これを見た皆さんはどうか詐欺被害などに遭って貴重なお金を失うことがないようにぜひ注意して頂ければ幸いです。
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