トラウマ連発!?怖い邦楽4選

ホラー

「邦楽」というのは日本の音楽を指す言葉ですね。しかし一口に邦楽と言っても狭義の意味である民族音楽や古典音楽などから広い意味では日本の音楽全般を指す言葉としても使われており、その中には本当に様々なジャンルの音楽を内包しています。

そんな邦楽の中には「トラウマソング」と呼ばれる、聞いた人の心に強いショックを与えるようなものがいくつか存在しており、ホラー好きの間でしばしば語り草となっています。

そんなわけで今回は一度聴いたら頭から離れないような、衝撃の邦楽トラウマソングを4曲ほどご紹介していきたいと思います!

音楽好きの方はぜひ読んで、曲のほうも聞いてみてください!

かえしておくれ今すぐに/ザ・ピーナッツ

ザ • ピーナッツ, かえしておくれ今すぐに

1965年3月に発表された楽曲であり、とある時期からパタリと流れなくなった曲として知られています。その時期とは1965年の7月、「吉展ちゃん誘拐殺人事件」と呼ばれる事件の犯人が捕まった時です。

この曲、実は「吉展ちゃん誘拐殺人事件」の犯人に対して、誘拐事件の被害者である幼児の村越吉展ちゃんを親元へ帰すように呼び掛けるために作られた曲なのです。

そのため歌詞も詩的なものではなく、加害者への直接的なメッセージを歌にのせて伝えている部分が強く、それ故に聞いた人の心に突き刺さるような音楽とっています。

恐怖を煽るために作られた曲ではありませんが、実際に起きた凄惨な事件が背景にあることや、全体としてかなり暗いトーン作られていることもあり、恐れられている楽曲でもあります。

チコタン ぼくのおよめさん/和歌山放送児童合唱団

こどものための合唱組曲 チコタン – ぼくのおよめさん

「チコタン」は児童向けの合唱曲として作成された曲のため、曲の雰囲気は楽しげでどこにも怖い要素はないように聞こえますが、度々トラウマ楽曲として挙げられる曲です。

歌詞のストーリーとしては序盤がチコタンという女の子に恋をした少年が彼女に振り向いてもらうべく、様々に考えをめぐらしていくというもので、物語の中盤で遂に少年のプロポーズが受け入れられます。そのことに喜ぶ少年でしたが、その直後になんとチコタンがダンプカーに轢かれて亡くなってしまうのです。その後は少年の嘆きや叫びが描写され唐突に歌が終了するという全く救いのない終わりを迎えます。

その衝撃の展開と陽気な曲調がチコタンの死と共に恐ろしい転調を遂げる事から今でも最強のトラウマ楽曲として名前を挙げる人が少なくありません。

この子の七つのお祝いに/あさき

この子の七つのお祝いに

コナミが製作を手掛ける人気音楽ゲーム「BEMANI」で使用されている楽曲の一つであり、トラウマ童謡と名高い「とおりゃんせ」の歌詞をタイトルにしているということもあり、歌詞や曲調は一貫して暗いものとなっています。

全体的な雰囲気は「とおりゃんせ」のイメージを踏襲しており、子供を守るため奮闘する母親の様子が描かれているのですが、実はその子供はすでに亡くなっていて、子供と思っていたのは実はただの人形であったという曲です。

怖い歌なのは確かですが、「とおりゃんせ」や「かごめかごめ」など童謡を意識した歌詞がいくつか登場するためそうしたモチーフを探してみるなどいろいろと聞き方も楽しめる楽曲となっています。

呪い/山崎ハコ

山崎ハコ 呪い

怖い邦楽の話題で必ずと言っていいほど名前が挙がってくるのがこの「呪い」という楽曲です。

曲の入りから終始ダークな曲調であることや、「コンコン・・・」という釘を指す不穏なオノマトペなど、独特で陰鬱な世界観が展開されていることから、聞いた人の心に闇を落とすこと間違いなしの一曲です。

歌詞全体のイメージとしては以前の記事でご紹介した、呪いたい相手のことを考えながら藁人形に釘を刺すという「丑の刻参り」の様子を表しているような雰囲気がありますが、実際は他人を呪うために釘を打つ歌ではなく、自分を戒めるために自分自身に「釘を指す」という意味合いで歌われているため、一貫して釘を打つではなく、釘を指すというフレーズが使われています。

その他にも自分自身の戒めの歌として聞くと新たに分かることも多く、何度でも聞きたくなる楽曲です。

夜に聞くのはお勧めしませんがまだ聞いたことがないという人はぜひ一度、視聴をお勧めいたします。

最後に

さて今回は怖い邦楽をご紹介してみましたがどうでしたでしょうか?

怖い楽曲は曲調や歌詞に恐ろしさはもちろんあるのですが、ストーリーや歌詞に裏の意味などが隠されていることも多く、普通のロックやポップスなどとはまた一味違う魅力がありますよね。

皆さんにも子供の時にトラウマだった曲などはありますか?

もしあればコメント等で教えていただけたら嬉しいです!

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