コストパフォーマンス
日本語で言えば費用対効果と呼ばれる言葉であり、
かけた費用(コスト)に見合う成果(パフォーマンス)を発揮できるかどうかを重視する考え方のことです。
かなり一般化した言葉なので、今さら説明するまでも無いかもしれませんね。
では最近よく若者が使う
タムパ
という言葉をご存知でしょうか?
これは聞き馴染みがない人も多いかもしれません。
今回はタムパに関するお話とタムパの登場で劇的に変化したものについてお話致します。
今後のトレンドを左右する言葉になると思いますので、
次の時代に乗り遅れたくない、という方は必見です!
タムパとは

タムパがどういった意味なのか、コスパと比較すればわかる人も多いかもしれません。
正解はタイムパフォーマンス
日本語で表せば時間対効果といったところでしょうか。
かける時間に見合うパフォーマンスを発揮できるかを重視する考え方ですね。
今の若者にとって時間はお金や労力以上に貴重なものであり、コストの中でも極めて重要であるため、コストパフォーマンスから時間が独立しタイムパフォーマンスが生まれたのです。
なぜタムパが重要なのか

お金や労力よりも時間が重要
ここに疑問を感じる人は多いかもしれません。
人はお金のために人生の大半を使って仕事をしているのだから、普通は
お金>時間ということになるはずです。
しかし若者はこれこそが本当にコスパが悪いことだと気が付き始めました。
なぜなら投資やせどりの普及によって、
時間が多くのお金を生む力を持っており、有効に時間を使えば労働に人生を捧げなくても大金を稼げることを学び始めたからです。

投資であればS&P500などの信頼できる商品を時間をかけて買い続ける
せどりなら古い商品を品質良く保有しておく
これだけで巨額のお金を稼げると気がついた若者はお金が時間以上に価値を持ち、コストよりもタイムが重要だと考えるようになったのです。
ではこの考えが普及したことでどんな変化が起きているのか。
ここからはタムパという概念の登場で変わり始めたサービスをご紹介していきましょう。
タムパの登場で変わったもの①映画

最近スマホの使用OKの映画館を作って欲しいという希望が出ているのをご存知でしょうか?
スマホをいじりながら映画鑑賞
そんなのお金の無駄じゃないか!
と思う人がいるかもしれませんが、タムパを意識する人にとっては
ただ座って映画を見ることの方が、無駄が多いと感じるものなのです。
それを証明するように少し前にファスト映画がかなりの人気を博しましたよね。
これは映画を要約し、あらすじや見どころだけを凝縮してまとめた動画のことです。

著作権違反のため一斉に規制が入りましたが、規制せざるを得ないほど人気を得たのは、映画を2時間もかけて見たくないという需要の現れでしょう。
今後の映画は1時間以内のものも増えてきそうですね。
タムパの登場で変わったもの②音楽

2つ目は音楽です。
音楽の何が変わったと思いますか?
答えは意外な部分で、
曲に入るまでのイントロ時間です。
30年前の楽曲は曲に入るまでに、平均して23秒間のイントロがありました。
しかし現在のイントロの平均時間はおよそ5秒。
約18秒間もイントロの時間が、短縮されたのです。
ちょっと信じられないかもしれませんが、最近の曲を思い返して見てください。
大ヒットした「夜に駆ける」や「うっせぇわ」といった曲にイントロはあったでしょうか?
そう、2曲ともイントロ無しで歌詞が入ります。
これも歌詞込みの情報を早く得たいという、需要の表れと言えますね。
タムパの登場で変わったもの③外食

最後に変化が現れたのは外食産業です。
外食と言えば時間をかけてお店まで食べに行くというのが常識でした。
しかしご飯を食べるためだけに出かけるのは、タムパがいいとは言えませんよね。
そこで登場したのが「Uber eats」を始めとした外食の宅配サービス。

外でしか味わえなかった店の料理をできたてのまま自宅に届けてもらえる。
このサービスによって外食のための時間が大幅に短縮されることとなりました。
まさに時代に即したサービスと言えますね。
最後に

さて今回はタムパについてご紹介してみましたが、どうでしたか?
タムパは新時代のビジネスを考える上で絶対に外せない考えの一つです。
5分で見られるYouTube動画
3分で読めるブログ
こうしたものが今後流行っていくかもしれませんね。
コメント