カシマレイコ

都市伝説

カシマさん」というお話を聞いたことがありますか?

聞いたことがある人はそのままで、聞いたことがないという人はブラウザバック推奨です!

・・

・・・というのは冗談です。

あくまで都市伝説のお話なので気軽に聞いてください。

それでは今回は都市伝説「カシマさん」の概要となぜこのお話が流行したのかについて考察していきましょう!

 都市伝説「カシマさん」

「カシマさん」のお話は非常にバリエーションが多く、聞いた時期や地域によって内容は異なる、と感じる方も多いとは思いますがその中でも有名なお話を一つご紹介いたします。第二次世界大戦後でまだアメリカ軍が日本を占領していた時代の日本に、「カシマレイコ」という一人の美しい女性がいました。

彼女は心優しい女性であり、幸せに暮らしていました。

しかしある日、彼女は米兵によって強姦されてしまい、口封じの意味も込めて最終的に両手足をピストルで撃たれてしまいます。

彼女は瀕死の重傷を受けてしまいましたが、偶然腕の良い医者がそこを通りがかって、彼女を発見したことで、なんとか一命を取り留めました。

しかし撃たれた両手両足は手の施しようがなくなっており、結果として彼女は両手両足をすべて失ってしまいます。

その後意識を取り戻した彼女でしたが、鏡越しに見る自分の姿に大変ショックを受け、そのまま電車に身を投げて自殺をしてしまうのでした。

こうして現世に強い恨みを残したまま亡くなった「カシマレイコ」の怨念が「カシマさん」の正体であると言われており、それ以来彼女は「自分の存在を知っている誰か」の夢に現れては質問を投げかけてきて、正解が答えられなければ、体の一部を奪ってしまうのだそうです。

自分の存在を知っている誰か、つまりこの話を聞いた人。

今日から皆さんもれなくカシマさんのターゲットになりますので、お気を付けくださいね?

究極のハイブリッドモンスター「カシマさん」

さてこの「カシマさん」というお話ですが、実は多くの都市伝説を混ぜ合わせたハイブリッド都市伝説として知られています。

まずはこの女性が質問を問いかけてくるというのは「口裂け女」

四肢が切断された女性は「てけてけ(こちらは足だけですが)」

聞いた人のもとに現れるというのは「貞子」

体の一部を奪うというのは「怪人アンサー」

他にも様々な都市伝説を複合させた結果生まれたのが「カシマさん」であると考えられています。

そもそも「カシマさん」のお話が流行し始めたのは、1970年代。

「口裂け女」や「てけてけ」といった都市伝説が最も語られていた時代に登場しているため、こうした都市伝説の要素を織り交ぜて考え出されたのが「カシマさん」という都市伝説であり、その後も様々な要素を組み込んだことで今の形に落ち着いたのだそうです。

そういった意味で「カシマさん」もまた「This Man」や「スレンダーマン」同様に意図的に作り出された都市伝説と言えそうですね。

都市伝説は作り出せる

今まで「口裂け女」や「This Man」、「スレンダーマン」、「カシマさん」といくつかの都市伝説をご紹介してきましたが、これらはいずれも意図的に生み出された都市伝説であり、出てくる登場人物たちはフィクションとなっています。

しかし「人間は見たいように見て信じたいように信じる」という言葉があるように、これらの都市伝説は興味深く人を惹きつける魅力にあふれていたために、作り話だろうとは思われながらもここまで有名になったのでしょう。

あの恐ろしい怪物たちがフィクションであるというのは安心する反面、実際には存在しないというのは少し残念なようにも思いますよね。

フィクションじゃなく本当にあった都市伝説はないのか・・・実はいくつかあるんです。

そちらもまた次の機会にご紹介いたしますね。

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