アヤワスカの正体〜アマゾン原住民の遺産は秘薬なのかそれとも…〜

都市伝説

ここ数年で知名度を上げている

アヤワスカと呼ばれる幻覚剤。

アメリカで密かに人気を博しているようですが、日本では聞き馴染みがない人が多いかもしれません。

ドラッグが全般的に禁止されている日本においてはそれらと同一視され、忌避される傾向が強いのです。

しかしアヤワスカはただ幻覚作用を与えるだけの代物ではなく、

医学において非常に効果的な薬になり得ることが分かってきました。

今回はそんなアヤワスカについて

・アヤワスカとは何なのか

・アヤワスカが医学面で注目される理由

これらについてお話いたします。

アヤワスカとは?

引用:アヤワスカ – Wikipedia

まずこのアヤワスカについて、

これは前述の通り、アマゾンで伝統的に用いられている幻覚剤の一種です。

アマゾン川に自生する「カーピ」と言う原料が元となっており、これにチャクルーナやチャクロパンガと呼ばれる植物を組み合わせ、それを煮出すことでアヤワスカが完成します。

聞き慣れない名前ばかりですが、簡単に言えば

いくつかの植物を混ぜて抽出した液体

これがアヤワスカということですね。

アマゾンでは伝統的な儀式の際に用いられる神秘的な飲料として古来より重宝されてきました。

アヤワスカを飲むとどうなるか①

引用:アヤワスカ – Wikipedia

ではそんなアヤワスカを実際に飲むと何が起こるのか見ていきましょう。

そもそもアヤワスカは苦みが強く、ひどい味がするため飲み込むこと自体が困難です。

それでも強引に飲み込むと、

しい吐気、嘔吐、下痢をもよおします。

原住民族はこれにより身体から寄生虫や毒などを取り除かれると浄化だと考えているようですが、

実際は浄化と呼ばれるほど生易しいものではありません。

このように飲むだけで想像を絶する苦痛を伴うアヤワスカは、快楽目的で摂取できるような代物ではありません。

あくまで薬であり、その意味で一般的なドラッグのようなものとは全く別の存在なのです。

アヤワスカを飲むとどうなるか②

引用:アヤワスカ – Wikipedia

この浄化を乗り越えると次にアヤワスカは、強力な幻覚作用を発揮します。

幻覚はまるで夢を見ているかのように、鮮やかのイメージが次々に現れるという場合が多く、

カラフルな幾何学模様、植物、動物、幻想的な建築物や都市

などの幻覚をみるケースが多いと言います。

この幻覚には自己肯定の向上や、知覚の変容、創造的拡散思考の向上などをもたらす効力があり、

これらの作用こそアヤワスカが薬として飲まれている一番の理由になっています。

アヤワスカを利用した鬱治療

自己肯定感を向上させるアヤワスカの服用は、鬱病などの精神疾患を治療する手段として有効なのではないかと考えられてきました。

そこで過去にうつ病を有する29人を対象に、アヤワスカと抗うつ剤のどちらかを摂取しその改善度合を調査するという実験が行われました。

結果として検査開始日から終了日までのすべての時点で

アヤワスカの方が有意な抗うつ作用を示すという驚異的な事実が判明し、

アヤワスカの持つ可能性を世に知らしめることとなりました。

このように高い効力を発揮する薬ではあるものの、

他の食物との相互作用が非常に強く働くこともわかっており、

食べ合わせによっては即死する危険もあります。

そのため服用前に食べてはいけない食物の制限などが非常に多く、

まだまだ未知の部分も多いため、薬として実用化されるには至っておりません。

最後に

さて今回は秘薬として注目が集まるアヤワスカについてご紹介してみましたが、どうでしたか?

幻覚によって様々な効能をもたらす、怪しげな薬。

かなり怖いですが、少し気になりませんか?

興味がある方はアマゾンへ赴くことで実際に摂取することもできますので、良かったら行ってみてください!

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