こんなことあり得るの!?耳を疑うような集団ヒステリー事件3選

都市伝説

さて前回の記事で集団ヒステリーが引き起こした豊川信用金庫事件

についてご紹介致しましたね。

女子高生の噂話が銀行を倒産危機にまで追い込んでしまった。

些細なことがきっかけとなって町全体を騒がす大きな騒動となってしまったこの事件ですが、世界的にみるとこうした事件は実は珍しくありません。

今回はそんな集団ヒステリーが巻き起こした驚くべき事件の数々をご紹介致します!

ダンシングペスト

フランス・ストラスブールで起きたこの事件はダンシングペスト、あるいはダンシングマニアなどと呼ばれています。

ダンシングペスト、ずいぶん物騒な名前ですよね。

このような名前が付くほどの事件とはいったいどのようなものだったのでしょうか?

1518年7月、夏のある日にストラスブールの町でとある女性がダンスを始めました。

周囲の人々はそれを見て喜び、手拍子でリズムをとる人や一緒に踊りだす人も多く彼女のダンスは歓迎されていました。

しかし彼女のダンスは一向に終わる気配もなく、1日…2日と続きます。

そして次第に町の多くの人が自らの意志に関わらず、彼女のダンスに参加するようになってしまいました。

6日目についに最初にダンスを始めた女性が踊れなくなったのですが、それでも周りの人々はダンスをやめることはありませんでした。

最終的にこのダンスは1か月もの間続き、合計で400人もの間このダンスに参加することとなりました。

当然一か月もの間踊り続けられる人間などおらず、踊りに参加した人々は心臓発作を起こして倒れ、多くの人が亡くなったと言います。

集団ヒステリーが人の命を奪ってしまった恐ろしい例ですね。

セイラム魔女裁判

続いては1692年にアメリカで起きた事件です。

この事件のきっかけは降霊会という死者の霊を呼び出す儀式に参加していた女性が突如暴れだし、異常な鼓動を取るようになったことでした。

女性の異常行動の原因を究明しようとした村の祈祷師は、使用人の一人を拷問することで悪魔を彼女に憑依させたという証言をさせます。

強引な手段による自白だったものの、その後も降霊会に参加した人が次々に異常行動をとるようになったことで、証言の信憑性が高まることとなりました。

そしてその異常行動をとるものが「悪魔に取りつかれたもの」として、次々と裁判にかけられるようになり、

あいつも実は悪魔に取りつかれているのだ、という告発も相次いで起こるようになりました。

村は次第に狂気に取りつかれ、全く関係のないはずの人物も容疑をかけられるようになり、最終的に200名が告発を受け、そのうち19名が死刑に処されるという最悪な事件となってしまったのです。

悪魔が本気で信じられていた当時であるがゆえに起こってしまった悲劇の事件ですね。

笑いの伝染

最後は1962年、アフリカのタンザニアで起きた事例です。

タンザニアのとある学校で生徒の一人がジョークを言いました。

とても面白いジョークだったためにクラス中が笑いに包まれました。

ここまではよくある学校の風景ですね。

しかし異常なのはここから。

笑い出した生徒たちは自分の意志で笑うことを止められず、何分経っても笑い続けたと言います。

さらにその笑いは他のクラスや先生、最終的に町全体へと広まり、ジョークを聞いていない無関係の人まで一緒に笑いだすようになってしまいました。

多くが苦しんだり悲鳴を上げたりしながらも笑い続け、呼吸困難で失神するものまで出始めました。

しかしそれでも事態は収まらず、最終的に完全に事態が収まったのは最初の笑いから7か月後のこととなりました。

ただ笑うだけなら、とおもいますが苦しくても笑い続けなくてはならないというのはちょっとした恐怖ですね。

最後に

さて今回は世界で起きた集団ヒステリーをご紹介してみましたがどうでしたでしょうか?

自分の意志に関わらず、他の人と同調してしまい悲劇に見舞われる集団ヒステリー。

自分は大丈夫だと思っても、気づかないうちに同じことをしてしまうかもしれない。

そう考えると完全にホラーですね。

皆さん、もし周りに異変を感じた際は、むやみに近づかずにすぐにその場を離れることも大切かもしれません。

触らぬ神に祟りなし、ともいいますしね。

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