皆さんは苦手なものや怖いものってありますか?
・子供の頃からどうしても苦手だったもの
・昔は何ともなかったのに大人になって苦手になったもの
色々なパターンがあると思いますが、誰しも1つや2つの苦手なものがあると思います。
今回は該当する人が非常に多い恐怖症と、その理由についてご紹介致します。
道化恐怖症

アメリカを中心に多くの人が該当しているのがこの恐怖症。
ピエロ恐怖症とも言われるこの症状は名前の通り、ピエロに対して極度の恐怖を感じる状態を指します。
人を楽しませるために存在するピエロが恐怖の対象になる
というのは一見矛盾を感じますが、これには2つの理由が存在しています。
1つはピエロのメーキャップ。
メーキャップというのは顔を白塗りにする化粧のことです。
これより表情を読み取りづらくなるため、ピエロが何を考えているかわからない、得体のしれない物に見えてしまうのです。
もう一つはピエロがホラーや犯罪などネガティブなイメージで使われるようになったことで、
ピエロ=怖いもの
というイメージが定着したこと。
映画「IT」のペニーワイズ

殺人ピエロで知られるジョン・ゲイシ―

といった一部のイメージによって、ピエロは怖いという認識が一般化してしまったわけですね。
着ぐるみ恐怖症

遊園地やお祭りなどでよく見かける着ぐるみ。
この着ぐるみを見て泣き出す子供を目にしたことがある方は多いと思いますが、
大人でも怖がる人が一定数いることをご存じでしょうか?
それが着ぐるみ恐怖症。
着ぐるみを見ると
・鳥肌が立つ
・動悸が激しくなる
といった症状が出てしまい、彼らに大きな恐怖心を抱いてしまうのです。
この恐怖症の理由もいくつかありますが、
キャラクターのイメージに対して着ぐるみが大きすぎるため、
そのギャップに恐怖を抱くというのが大きな原因のようです。

肩に乗るくらいのピカチュウをイメージしていたのに、着ぐるみのピカチュウが自分より大きなサイズだと、そのギャップは確かに異質に感じますよね。
またこの症状は動物が嫌いな人に多く現れるという特徴もあります。
昆虫恐怖症

恐らく一番多くの人に該当するであろうこの恐怖症。
言葉通り、虫を見ると恐怖を抱く人のことを指します。
かく言う私もこの恐怖症を持っているのですが、不思議なのが
大人になってから虫に恐怖を抱くようになったのです。
子供の時は何も気にせずコオロギやバッタを捕まえていた記憶があるのですが、
今ではとてもそんなことはできません。
私と同じような方は多いのではないでしょうか?
それもそのはず、この恐怖症の特徴は
ほとんどが後天的なものである

ということなのです。
その理由は単純で、大人になって様々な知識を身に着ける過程で
虫=毒や菌を持つ危険なもの
というイメージが定着したからです。
そのイメージが定着し、危険なものを避ける人の本能と相まった結果、
虫を見ると恐怖を感じる人が増えていったというわけです。
ちなみにこの恐怖症は慣れ次第で割と簡単に治るそうなので、興味がある人は調べてみてくださいね。
ダム恐怖症

最後は一番異質かもしれません。
ダムが怖いって何?決壊したら危険ってこと?
と考えた方、それも正解ですが今回は
ダム穴
のことです、ダム穴と聞いてパッとイメージが湧かない方はこちらの写真をご覧ください。

これがダム穴です。
もしかしたらこの写真を見たことで初めてダムに恐怖を感じた人も多いかもしれませんね。
ダム穴に恐怖を感じる理由は大きく2つあり、
1つはそもそも水自体が嫌いで近づきたくないと思っていること。
この場合はダム自体が嫌いな人が多いですね。
もう1つは大きな穴を見ると恐怖を感じるということ。
深い穴の下に何があるかわからず、そこに吸い込まれるということをイメージするだけで足がすくむような感覚に襲われる方は意外に多いのです。
水と穴

2つの怖い要素が欠け合わさったことで生まれたのが、ダム恐怖症
というわけですね。
最後に

さて今回は当てはまる人が多い恐怖症についてお話してみましたが、どうでしたか?
今回の記事で初めて恐怖症を自覚したという方もいるかもしれません。
ただ、これらの恐怖症はリハビリ次第で治すこともできるようなのでご安心ください。
もちろん直さなくても注意して見なければいいだけなので、そこまでの心配も不要ですね。
人間だれしも苦手なものはあるので、それとうまく付き合っていくことが大切です。
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