以前日本の怖い風習についてご紹介したのを覚えていますでしょうか?
奴隷制度の「おじろく・おばさ」
死者の骨を噛む「骨噛み」など、
聞くだけでゾッとするような内容の風習も多かったですよね。
まだ読んだことがないという方はぜひこちらも読んでみてください。
→ヤバすぎる~日本の怖い風習5選~ | まかログ (tukisidesite.com)
さて今回は怖い風習の世界版!
世界各地の恐ろしい風習をご紹介致します。
それでは早速行きましょう!
鳥葬

鳥葬はチベット仏教やゾロアスター教が信仰されている地域で行われている葬儀です。
チベット仏教徒ではごく一般的に行われる葬儀法なので、それほど風変わりなものではないような印象も受けますが実際は読んで字の如く衝撃的な儀法となっています。
具体的には死体を荒野などに放置し、ハゲワシなどの死肉を好む鳥に食わせることで死者を弔うという方法が鳥葬と呼ばれています。
死体を荒野に晒すということもあり、生前に悪事を働いたものに対する仕打ちとして行われる方法ではないかと考える人もいるようですが、チベットでは鳥葬は500年以上も続く伝統的なものであり、極めて丁重な葬儀なのです。

というのもチベット人にとって鳥葬は、
魂が消失し抜け殻になった身体を「天へ送る」
という意味が込められており、翼を持つ鳥類に死体を食わせることで、死体が天に登るだろうと考えられているのです。
弔いの意味が込められている
という点では、火葬や土葬とも根本に違いはないわけですね。
唇に皿を入れる

一体何を言っているんだと思われるかもしれませんが、これはエチオピア南部に住むムルシ族という民族の間で受け継がれている風習です。
この風習は女性のみが行うもので、言葉の通り唇に穴を開けそこに皿型の大きな器を入れるのです。

初見の方は極めてショッキングに見えるかもしれません。
一体なぜムルシ族の女性の間にはこのような自らの身体を痛めつけるような風習があるのでしょうか。
実はこの地域ではかつて奴隷貿易が盛んであり、見た目の良い女性は奴隷として連れて行かれるという過去がありました。
そのためこの地域の女性はいつからか、唇に器をいれ自らの顔を醜く見せることで、
奴隷として売られないように対策をしたのです。
そしてその風習が定着し、今では大きな皿が唇に入っている女性が美しい、という概念が生まれ多くの女性が唇に皿を入れ続けているのです。
この風習の背景には当時の過酷な環境があったというわけですね。
ボメナ

ブータンに存在する風習、ボメナ。
これは一言でいえば夜這いの事です。
夜這い自体は過去に日本でも存在しており、一部の農村などで行われていた風習でしたが、もちろん現在は禁止されています。
しかしブータンではその風習が現在も行われており、
若者の幸福を祈る行為として受け入れられています。

とはいえ流石に望まない妊娠や性感染症、レイプではないかと批判的な意見も多数上がっており、この風習を無くそうとする動きもあるようです。
余談ですがブータンといえば、
「世界一幸福な国」という異名を持ち、「不幸」という言葉が存在しない事で知られています。
そんかブータンにこういった風習があることは少し恐ろしく思えてしまいますね。
ブラッド・イニシエーション

血の通過儀礼。なんとも物騒な名前のこの儀式。何をやるかというのは実際に見ていただいた方が早いでしょうか。
それがこちら。
※血が出ますので苦手な方は閲覧をお控え下さい!
さて苦手な方のためにご説明しますと、口内に針を突き刺し血を出すというかなり精神的にくる動画となっております。
なぜこのような痛々しいことをしているかといえば、この民族の間では血を出すことは体から母親から受けた女性の影響を取り除き、より男らしくなるために必要だと考えられているからです。
さらに血を吐く出す行為は、胃を空にすることにあるのだとか。
いくつも意味がある行為なのは分かりましたが、それでも絶対に経験したくない風習だと思ってしまうのは私だけでしょうか。
最後に

さて今回は世界の怖い風習についてお話しましたがどうでしたか?
風習は当時の様々な情勢や環境によって必要だったから生まれたというのがほとんどであり、それらは現代のものさしで測れるものではないのでしょう。 とはいえどうしても現代の我々から見るとそれらは恐ろしく見えてしまいますよね…。
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