「宇宙、それは最後のフロンティア」
スタートレックの導入部分で流れるナレーションであり、私も大好きなフレーズです。
確かに科学技術が発展した昨今では、地球で開拓できない場所もほとんどないように思いますよね。
しかし人類にはまだ十分に開拓ができていない場所があります。
それは地球の70%を占めると言われている「海」
その中でもほとんどわかっていない「深海」です。
深海には我々の想像をはるかに凌駕する不思議な生物が存在しています。
今回はそんな深海の奇妙な生物を大特集!
中々に閲覧注意ですので、心の準備をしてから・・・どうぞ!
オニイソメ
最初にご紹介するのが「オニイソメ」

ウルトラマンなどに出てきそうないかにも怪獣チックな見た目をしていますよね。
写真だと分かりにくいですがこの生物、平均1m、大きい個体では3mまで成長するのだそうです。
ダイビングなどをしていて3mのこの化け物に遭遇したら・・・そう考えると鳥肌ものですね。
この生物の恐ろしいところは見た目だけではありません。
特筆すべきはその捕食方法。
オニイソメは海底の砂の中に潜んで通過する魚を下から捕食し、そのまま砂の中に引きずり込むという衝撃的な捕食方法を行います。
そのシーンがこちら
まるで映画「トレマーズ」のワンシーンのような捕食風景ですね。
オオグチボヤ
パックンフラワーのような見た目のオオグチボヤ
ゆるキャラにいてもおかしくないようなビジュアルですよね。
しかしこの見た目に反して実は肉食のホヤとして知られており、甲殻類などの生物まで基本的に何でも捕食します。
深海には栄養となるものが非常に乏しいため、どんなものでも捕食し生きる糧に変えていかなければなりません。
そういった意味で近づいてきた獲物を逃さないためにこの大きな口になったわけですね。
ダイオウグソクムシ

最も人気が高い深海生物の一匹としても知られるダイオウグソクムシ
ダイオウというだけあり、全長約40cmにまで成長する大型の甲殻類です。
今では多くの水族館でぬいぐるみやキーホルダーなどを見かける、アイドル的な存在になりましたよね。
しかし個人的にはこのビジュアル、どうにも苦手です。
だってほぼ大きいゴ〇ブリじゃないですか・・・?
水中ならまだいいですが、これがもし家にいたら・・・
あまり考えたくないですね。
サルパ

集合体恐怖症の人には少しきつい見た目をしている「サルパ」
分類的には「オオグチボヤ」と同じくホヤの仲間として分類されています。
しかし同じホヤでも見た目が全く異なっていますよね。
サルパは無性生殖によってどんどん横に繋がり大きくなるという性質があるのです。
この長い見た目は実は何度も無性生殖を繰り返しクローンを生成していった結果できているというわけですね。
デメニギス

最後にご紹介するのがデメニギス
見た目のインパクトは一番強烈、宇宙人だと言われたら納得してしまいそうなレベルですよね。
特徴はなんといっても透明で中が丸見えの頭部、中には謎の緑の球体が入っていますね。
実はこの緑の球体の正体は眼球なんです。
「あれ?目は顔のところについてるじゃん!」
と思われるかもしれませんが、実は目のように見える穴は鼻孔なのだとか。
デメニギスはこの特殊な目を使って他の生物の擬態を見破ったり、捕食に役立てたりしているのだそうです。
さすがに目立つだけあってちゃんと機能しているんですね。
最後に

さて今回はトラウマ級の恐ろしい深海生物を紹介してみましたがどうでしたでしょうか?
深海という我々では生活できない場所にいるということもあり、常識を外れた衝撃的な生物が多かったと思います。
しかし彼らは彼らなりに生きるために進化を遂げて今の形になっている。
生物の進化というのはつくづく面白いですよね。
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