皆さん最近話題のこの画像を見たことがありますか?
先日イギリスで行われたG7に対して中国が皮肉を込めて発表した一枚の画像。
レオナルド・ダ・ヴィンチの名作、最後の晩餐をモチーフにしているのが見て取れるかと思います。

題材は「最後のG7」とも言われ、アメリカ率いるG7へ中国が牙を剥く意志の表れだとされていますが、この画像に隠された本当の意味は…?
今回はこちらについて解説致します!
各国の動物モチーフ
さて最初にこの絵で席に座っている各国の動物達について、その動物が表す国をご紹介致します。
1.中央の白い鷲→アメリカ

ハクトウワシと呼ばれる白い鷲はアメリカの国鳥でもあり、
アメリカ合衆国の国章にもなっています。

2.中央右のライオン→イギリス

こちらもイギリスの国賞がモチーフになっていますね。

右から3番目グリズリー→カナダ

カナダを代表する動物です。
右から2番目ニワトリ→フランス

フランスではニワトリが国鳥とされています。
飲み物が少ししか注がれていないため、G7に全て賛同しているわけではないという立ち位置が見受けられます。
一番右ゾウ→インド

インドを代表する動物です。
点滴が打たれているのはコロナで深刻な被害を受けていることの揶揄とされています。
中央左のオオカミ→イタリア

イタリアを代表する動物です。
中国のウイグル問題に干渉しない姿勢を見せたため、G7から阻害気味であることを揶揄されています。
その象徴としてコップに飲み物が注がれていません。
左から3番目柴犬→日本

柴犬は日本を代表する犬種ですね。
しかしここではアメリカに従属する権力の狗ということを揶揄されています。
参加者のコップに液体を注いでいますが、これは福島原発の処理水を表しているようです。
左から2番目カンガルー→オーストラリア

オーストラリアを代表する動物です。
注目すべきは中国の国旗が書かれた点滴を受けているがなくなりかけているということ、オーストラリアの脱中国化を揶揄しているのでしょう。
一番左黒い鷲→ドイツ

黒い鷲はドイツの国章になっています。

イタリアと同じく飲み物が注がれていません。
机の下にいる2匹のカエル

それぞれ台湾と韓国を表しているのではないかと考えられます。
中国の意図すること
さてここからはこの絵が示す、中国のメッセージを見ていきたいと思います。
①G7を中心とした敵国の認定

今回のG7の主眼は対中国に置かれていました。その抗議の意味でこのような風刺画を中国が描いたわけです。
そのため今回のサミットに参加したG7及び、オーストラリアとインドの9か国は中国にとっての主敵と見なされたことになります。
しかし一方ではウイグル問題への言及に難色を示した、ドイツとイタリアには盃が交わされていないこと。

そして最後の晩餐の元絵において裏切り者のユダの位置にいるオーストラリア。

この3か国については懐柔の可能性もある、と狙っているのかもしれません。
また今回のサミットに招待された韓国についても卓についていないことから、敵国とは見なしていないということになるのでしょう。
➁G7の崩壊

この画像をモチーフとした最後の晩餐。
その絵にはイエス・キリストが裏切りによって処刑される前日の食事風景が描かれています。
そして最後のG7の画像の中心に書かれた

「Through this we can still rule the world」
(これでまだ我々は世界を統治できる)
という意味深な文字。
この2つが意味するところはG7率いる資本主義世界の終焉が近づいているということでしょう。
社会主義国家である中国が世界の覇権を握る日も近い、ということでしょうか。
③中国の分断への危惧

しかし同時に中国は自国の分断について危惧しているようです。
それを表すのが卓上に置かれたケーキ。
中国大陸とよく似た形をしているのが分かります。

ケーキは恐らく切り分けて食べられるはずなので、連想されるものは分断。

そしてケーキを食すのは卓上にいるG7であると予想できるので、
この画像は同時にG7によって中国大陸が分断され、それぞれの統治下におかれる可能性を危惧しているとも言えます。
実は中国がG7の動きを恐れていることも同時に見て取れるわけですね。
最後に

さて今回は最後のG7についてお話してみましたがどうでしたでしょうか?
中国との関係悪化が顕著になってきた以上、日本も絶対安全ではなくなってきましたね。
とはいえいきなり戦争ということは考えにくく、まずは経済戦争になる可能も高いでしょう。
日本経済に深刻な影響が出ないとも言い切れませんので富を守る手段は考えておいて損はないでしょう。
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